拡大図と縮図とは?(性質と倍率)

小6「拡大図と縮図」を図でやさしく解説。形を変えずに大きくした拡大図・小さくした縮図の意味、対応する角は等しく辺はすべて同じ倍率になる性質、倍率の求め方、かき方まで、図と例題でわかります。

このページのゴール

拡大図・縮図の意味と性質を理解し、倍率や対応する辺の長さを求められるようになる。

形はそっくりそのまま、大きさだけを変えた図が「拡大図」と「縮図」です。合同は「同じ大きさ」、拡大・縮図は「同じ形で大きさちがい」。その関係としくみを見ていきましょう。

拡大図・縮図とは

もとの図と形は同じで、大きさだけを変えた図のうち、大きくしたものを「拡大図」、小さくしたものを「縮図」といいます。

3cm2cmもとの形6cm4cm2倍の拡大図

角は等しく、辺はすべて同じ倍率

拡大図・縮図には、いつも次の2つが成り立ちます。

やり方

  • 対応する角の大きさは等しい(形が同じなので変わらない)。
  • 対応する辺の長さは、すべて同じ倍率になる(2倍なら全部の辺が2倍)。

上の図では、もとの三角形を2倍にしたので、横 363 \to 6、たて 242 \to 4 と、どちらの辺も2倍。角はそのまま(直角は直角のまま)です。

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セナ

合同とは何がちがうの?

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ホクト先生

合同は「形も大きさも同じ(1倍)」。拡大図・縮図は「形は同じ、大きさは○倍」。じつは合同は“1倍の拡大図”ともいえるんだ。角が等しくて辺の比がそろう、という点は共通だよ。

倍率(何倍か)を求める

倍率は、対応する辺どうしでわると出ます。

コツ

倍率 = 対応する辺の長さ ÷ もとの辺の長さ

例:もとの辺が4cm、拡大図の対応する辺が12cm → 倍率は 12÷4=312 \div 4 = 3 倍。 このとき、もとの別の辺が5cmなら、拡大図の対応する辺は 5×3=155 \times 3 = 15 cm です。

理解チェック①

理解チェック②

拡大図・縮図のかき方

方眼を使うか、1つの点を中心にして倍にのばすとかけます。

やり方

方眼を使う方法:方眼のマス目を数え、各頂点の位置を倍率どおりに(2倍なら2倍のマス)うつしてから結ぶ。

1つの点を中心にする方法:中心の点を決め、その点から各頂点までの長さを倍率どおりにのばして点をとり、結ぶ。

どちらも「角はそのまま・辺はすべて同じ倍率」になるようにかくのがポイントです。

やってみよう(練習問題)

✏️ やってみよう①(基本:意味と性質)

言葉と性質を確かめましょう。

  1. 形は同じで大きくした図、小さくした図を、それぞれ何という?
  2. 拡大図・縮図で、対応する角の大きさはどうなる?
答えと解説を見る
  1. 大きくした図=拡大図、小さくした図=縮図
  2. 等しい(変わらない)

✏️ やってみよう②(標準:倍率と辺の長さ)

倍率を使って求めましょう。

  1. もとの辺6cm、対応する辺が拡大図で18cm。倍率は?
  2. その拡大図で、もとの別の辺が4cmのとき、対応する辺は何cm?
答えと解説を見る
  1. 18÷6=18\div6= 3倍
  2. 4×3=4\times3= 12cm

✏️ やってみよう③(応用:縮図・逆算)

縮図(小さくする)も考えましょう。

  1. もとの辺12cmを 13\dfrac{1}{3} の縮図にすると、対応する辺は何cm?
  2. ある縮図で、もとの辺10cmが対応する辺2cmになった。何分の1の縮図?
答えと解説を見る
  1. 12×13=12 \times \dfrac{1}{3}= 4cm
  2. 2÷10=152\div10=\dfrac{1}{5}5分の1(15\dfrac{1}{5})の縮図

おうちの方へ

拡大図・縮図は「形は同じ、大きさは○倍」。対応する角は等しく、対応する辺はすべて同じ倍率、が二大性質です。倍率は「対応する辺÷もとの辺」で、全部の辺で同じ値になります。つまずきは、辺だけ倍にして角も倍にしてしまう誤り(角は変わりません)や、一部の辺だけ倍率がちがうとそもそも拡大図・縮図でない点です。コピー機の%や写真の拡大など身近な例で実感させてください。中学の相似の土台になります。

次は、拡大図・縮図の代表的な使い道「縮尺」。地図や、直接はかれない長さを求める方法を学びます。

📌 1分まとめ(声に出して読もう)

  • 拡大図 = 形を変えず大きくした図、縮図 = 小さくした図。
  • 対応する角の大きさは等しい(変わらない)。
  • 対応する辺の長さは、すべて同じ倍率になる。
  • 倍率 = 対応する辺の長さ ÷ もとの辺の長さ。
#拡大図#縮図#倍率#小6算数