なぜ「差」に注目するのか
2人とも毎年1歳ずつ歳をとるので、差(38−10=28歳)は何年たっても28のままです。一方、倍率(今は3.8倍)は毎年変わります。変わらないものを足場にするのが文章題の鉄則です。
→年齢算「○倍」の型(3ステップ)
① 2人の年齢の差を出す(一生変わらない)
② そのときの年下の年齢 = 差 ÷(倍率 − 1)
③ 今の年齢との差から「何年後(前)」かを出す
どうして(倍率−1)でわるんですか?
線分図を見てごらん。父=子の3本分のとき、差は「3本−1本=2本分」になっているよね。差28歳が②にあたるから、①=14歳。「差は(倍率−1)個分の長さ」——これが年齢算の心臓部だよ。
方程式でも解ける(中1の復習)
n年後に3倍なら、38+n=3(10+n)。展開して 38+n=30+3n → 8=2n → n=4。型を忘れても一次方程式が立てられれば必ず解けます。SPI本番は時間勝負なので、出やすい「○倍」は型で、複雑な条件は方程式で、と使い分けるのがおすすめです。
「年齢の和」パターン
「家族の年齢の和が○歳になるのは?」という形も出ます。ポイントは1年で和は人数ぶん増えること。2人なら毎年+2、4人家族なら毎年+4です。
例題:今、母と子の年齢の和は48歳。和が60歳になるのは? →(60−48)÷2=6年後。
✕SPIで狙われる定番ミス
❌ 差を(倍率)でわってしまう(正しくは倍率−1。線分図で確認)
❌ 「和」の問題で1年に+1としてしまう(人数ぶん増える)
❌ 「○年前」の答えがありえるのに「何年後」だけ探して行き詰まる(負の答え=過去)
例題(計算機で検算してみよう)
- 母42歳、子12歳。母が子の3倍になるのは?(答え:3年後。差30÷2=15歳のとき)
- 父45歳、子5歳。父が子の5倍になるのは?(答え:5年後。差40÷4=10歳のとき)
- 兄と弟の年齢の和は26歳。和が40歳になるのは?(答え:7年後)