タイプ1:順序の推論 → 数直線に並べる
例題:P・Q・R・Sの4人が徒競走をした。「PはQより速い」「RはPより速い」「SはQより遅い」。順位を確定できるか?
条件を不等号でつないで1本の鎖になれば順位は確定。つながらない(例:RとSの関係が不明)場合は「確定できない」が答えになります。SPIは確定できるか・できないかを判断させるのが好きです。
タイプ2:対応の推論 → ○×表をつくる
例題:A・B・Cの3人の職業は医師・教師・記者のどれか1つずつ。「Aは医師ではない」「Bは記者である」。それぞれの職業は?
| 医師 | 教師 | 記者 | |
|---|---|---|---|
| A | ×(条件) | ⭕ | ×(Bが記者) |
| B | × | × | ⭕(条件) |
| C | ⭕(残り) | × | × |
⭕が1つ決まったら、同じ行と列をぜんぶ×で埋めるのがコツ。×が増えるほど残りが自動で確定します。人数が増えても同じ型で解けます。
タイプ3:うそつき問題 → 仮定して矛盾を探す
例題:A「犯人はBだ」、B「私は犯人ではない」、C「犯人はAだ」。犯人は1人で、本当のことを言っているのも1人。犯人は?
全員あやしく見えてきました……どこから手をつければ?
「犯人がAだったら?」と順番に仮定して、発言の本当・うそを数えるんだ。犯人がAなら:Aの発言はうそ、Bの発言は本当、Cの発言は本当→本当が2人で条件に合わない。犯人がBなら:Aは本当、Bはうそ、Cはうそ→本当が1人。条件ピッタリだから犯人はB。仮定→数える→照合、の3拍子だよ。
→推論の共通手順(3ステップ)
① 問題のタイプを見抜く(順序/対応/位置/うそつき)
② タイプの「型」で書き出す(数直線/○×表/座席図/仮定の表)
③ 「必ず」を聞かれたら、全パターンで成り立つか=反例が1つもないかを確認
✕SPIで狙われる定番ミス
❌ 「ありえる」を「必ず正しい」と取りちがえる(反例が1つでもあれば「必ず」ではない)
❌ 頭の中だけで処理して条件を1つ忘れる(書き出せば忘れようがない)
❌ 順序の条件「PはQより速い」を逆向きに書く(不等号の向きを声に出して確認)
例題(型を使って解いてみよう)
- W・X・Y・Zの身長。「XはWより高い」「YはXより高い」「ZはYより高い」。2番目に高いのは?(答え:Y。Z>Y>X>W)
- 3人(P・Q・R)の出身は東京・大阪・福岡のどれか。「Pは東京ではない」「Rは福岡」。Qの出身は?(答え:東京。○×表でPは大阪に確定)
- A「Bがうそをついている」、B「Cがうそをついている」、C「私は正直だ」。うそつきが2人なら、正直者は?(答え:A。Aを正直と仮定→Bうそ・Cうそで2人、条件成立)