連立方程式を代入法で解く
連立方程式の代入法を図でわかりやすく。一方の式を代入して1文字を消す手順、加減法との使い分けが身につきます。
◎このページのゴール
代入法で連立方程式を解け、加減法と使い分けられるようになる。
もう1つの解き方が代入法。「y=…」のように片方の文字について解けている式があるとき、それをもう一方に代入して1文字を消します。加減法とどちらが速いか、見分けられると強いです。
どこでつまずいた?
あてはまるものをタップ。そこから読むと近道です。
代入法のやり方
→やり方
- 一方の式を「x=」または「y=」の形にする(すでにその形ならそのまま)
- それをもう一方の式に代入して、1文字だけの方程式にする
- 解いて、求めた値を戻して、もう一方の文字も求める
例:{y=2xx+y=6 の上の式を下に代入します。
図で見る:y を 2x で置きかえる
x+2x=6 → 3x=6 → x=2。これを y=2x に戻して y=4。解は x=2, y=4。
セナ y の場所に、まるごと 2x を入れる感じ?
ホクト先生 そう! 「y = 2x」なら、y を見つけて 2x に置きかえるだけ。式が2文字から1文字になって、いつもの一次方程式になるんだ。
✓理解チェック①
式を整理してから代入
「x=」「y=」の形がないときは、片方を変形してから。例:{2x+y=73x−2y=0 → 上を y=7−2x にして下に代入。
3x−2(7−2x)=0⇒3x−14+4x=0⇒7x=14⇒x=2
✕よくある間違い
代入するときはかっこをつける。−2(7−2x) を −14−4x としてしまうのがよくあるミス。正しくは −14+4x(かっこ内の各項に−2をかける)。
加減法と代入法の使い分け
✓コツ
- 「x=」「y=」の形がある、または作りやすい → 代入法が速い
- 係数がそろえやすい(同じ文字の係数が近い)→ 加減法が速い
どちらでも解けます。迷ったら、係数1の文字があれば代入法、なければ加減法が目安。
✓理解チェック②
やってみよう(練習問題)
✏️ やってみよう①(基本:そのまま代入する)
すでに「x=」「y=」の形があります。もう一方の式に代入して解きましょう。
- {y=3xx+y=8
- {y=x−22x+y=10
答えと解説を見る
- y に 3x を代入:x+3x=8 → 4x=8 → x=2。y=3×2=6。x=2, y=6(確かめ:y=3x は 6=3×2、x+y=2+6=8 ◎)
- y に x−2 を代入:2x+(x−2)=10 → 3x−2=10 → 3x=12 → x=4。y=4−2=2。x=4, y=2(確かめ:y=x−2 は 2=4−2、2x+y=8+2=10 ◎)
✏️ やってみよう②(標準:かっこに注意して代入)
代入するときは必ずかっこをつけて、符号に気をつけましょう。
- {x=2y3x−y=10
- {y=2x+13x+y=11
答えと解説を見る
- x に 2y を代入:3(2y)−y=10 → 6y−y=10 → 5y=10 → y=2。x=2×2=4。x=4, y=2(確かめ:x=2y は 4=2×2、3×4−2=12−2=10 ◎)
- y に 2x+1 を代入:3x+(2x+1)=11 → 5x+1=11 → 5x=10 → x=2。y=2×2+1=5。x=2, y=5(確かめ:y=2x+1 は 5=2×2+1、3×2+5=6+5=11 ◎)
✏️ やってみよう③(応用:整理してから代入/文章題)
「x=」「y=」の形を自分で作る問題と、文章題に挑戦しましょう。
- {2x+y=53x−2y=4
- ホクト先生は妹より6歳年上で、2人の年齢の和は28歳。ホクト先生と妹は何歳?
答えと解説を見る
- 上の式を y=5−2x にして下に代入:3x−2(5−2x)=4 → 3x−10+4x=4 → 7x=14 → x=2。y=5−2×2=1。x=2, y=1(確かめ:2×2+1=5、3×2−2×1=6−2=4 ◎)
- ホクト先生を x 歳、妹を y 歳とおく。{x=y+6x+y=28。上を下に代入:(y+6)+y=28 → 2y+6=28 → 2y=22 → y=11。x=11+6=17。ホクト先生17歳・妹11歳(確かめ:17=11+6、17+11=28 ◎)
家おうちの方へ
代入法は「文字を式まるごとで置きかえる」操作です。最大のミスは代入時のかっこ忘れ(符号ミス)。必ずかっこをつけて展開させてください。加減法・代入法はどちらでも解けるので、式の形を見て速いほうを選べると、テストで時間を節約できます。
最後は、連立方程式の本領発揮、文章題です。2つの数量を x・y とおいて、2つの式を立てます。
📌 1分まとめ(声に出して読もう)
- 代入法:一方の式を「x=」か「y=」の形にして、もう一方の式に代入して1文字を消す。
- 「x=」「y=」の形があるときに便利。
- 代入するときはかっこをつけて、符号に注意。
- 求めた値を戻して、もう一方の文字も求める。
よくある質問
連立方程式の代入法とは何ですか?
一方の式を「x=」か「y=」の形にして、もう一方の式に代入し、1文字を消して解く方法です。たとえば y=2x と x+y=6 なら、y のかわりに 2x を入れて x+2x=6 → x=2、y=4。求めた値をもとの式に戻して、もう一方の文字も求めます。
なぜ代入すると連立方程式が解けるの?
「等しいものは、まるごと置きかえてよい」からです。y=2x なら、もう一方の式の y の場所に 2x を入れられるので、式が2文字から1文字になり、中1で習った一次方程式として解けるようになります。この置きかえの考え方は、関数やプログラミングでも使われる基本の動作です。
代入法でいちばん多いミスは何ですか?
代入するときのかっこ忘れによる符号ミスです。たとえば 3x−2(7−2x) を −14−4x としてしまうのがよくある間違いで、正しくはかっこ内の各項に −2 をかけて −14+4x です。代入するときは必ずかっこをつけてから展開しましょう。
加減法と代入法はどう使い分けるの?
「x=」「y=」の形がある、または作りやすいときは代入法、係数がそろえやすいときは加減法が速いです。どちらの方法でも解けるので、迷ったら係数1の文字があれば代入法、なければ加減法を選ぶのが目安です。
#連立方程式#代入法#中2数学