連立方程式の文章題
連立方程式の文章題を、2つの数量をx・yとおいて2つの式を立てる手順でわかりやすく。代金と個数・速さなどの典型問題を、表に整理して解けるようになります。
◎このページのゴール
文章題で2つの数量をx・yとおき、2つの式を立てて連立方程式で解けるようになる。
文章題は、わからない数量が2つあるのがポイント。だから文字も2つ(x, y)、式も2つ。表に整理すれば、難しそうな問題も式に落とせます。
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文章題の手順
→やり方
- わからない2つの数量を x, y とおく
- 文の中の2つの関係から、式を2つ作る
- 連立方程式を解く(加減法・代入法)
- 答えが問題に合うか確かめ、単位をつける
例題:代金と個数(表に整理)
問題:1個150円のりんごと1個80円のみかんを合わせて10個買い、代金は1080円。それぞれ何個?
りんごを x 個、みかんを y 個とおき、表に整理します。
| りんご | みかん | 合計 |
|---|
| 個数 | x | y | 10 |
| 代金 | 150x | 80y | 1080 |
表の「合計」から、式が2つ作れます。
{x+y=10150x+80y=1080
上の式を y=10−x にして代入すると、
150x+80(10−x)=1080⇒70x+800=1080⇒70x=280⇒x=4
x=4 だから y=6。りんご4個・みかん6個。
確かめ:個数 4+6=10、代金 150×4+80×6=600+480=1080。ぴったり合っています。
✓コツ
文章題は「表の合計から式を2本」が鉄則。個数の関係で1本、代金(や金額・重さ)の関係でもう1本。2つの異なる関係を見つけるのがコツです。
ホクト先生 「合わせて10個」「代金1000円」のように、数えている内容がちがう2つを探すといいよ。個数の合計と、金額の合計。種類のちがう合計が2本の式になるんだ。
✓理解チェック①
速さ・その他のパターン
数量が2つあれば、何でも連立にできます。例:「ある数の十の位を x、一の位を y」とおく整数の問題、「行きと帰りの速さ」など。基本は同じ——2つおいて、2つ式を作る。
✓理解チェック②
やってみよう(練習問題)
✏️ やってみよう①(基本:個数と代金で2式)
2つの数量を x, y とおき、種類のちがう合計(個数・代金)で式を2本立てて解きましょう。
- みかんとりんごを合わせて12個。みかん1個50円、りんご1個100円で、代金は850円。それぞれ何個?
答えと解説を見る
- みかん x 個、りんご y 個とおく。{x+y=1250x+100y=850。上を ×50 で 50x+50y=600、下から引くと 50y=250 → y=5。x=12−5=7。みかん7個・りんご5個(確かめ:個数 7+5=12、代金 50×7+100×5=350+500=850 ◎)
✏️ やってみよう②(標準:和と差・代金の文章題)
2つの関係から式を2本立てて解きましょう。
- 和が30、差が8(大−小)の2つの数を求めなさい。
- 50円切手と80円切手を合わせて10枚、代金620円。50円切手は何枚?
答えと解説を見る
- 大を x、小を y とおく。{x+y=30x−y=8。たすと 2x=38 → x=19。y=30−19=11。大19・小11(確かめ:19+11=30、19−11=8 ◎)
- 50円切手を x 枚、80円切手を y 枚とおく。{x+y=1050x+80y=620。上を ×50 で 50x+50y=500、下から引くと 30y=120 → y=4。x=10−4=6。50円切手6枚(確かめ:6+4=10、50×6+80×4=300+320=620 ◎)
✏️ やってみよう③(応用:2けたの整数の文章題)
数量が2つあれば、何でも連立にできます。各位の数を文字にして式を立てましょう。
- 2けたの整数があり、十の位の数と一の位の数の和は11。十の位と一の位を入れかえてできる数は、もとの数より27大きい。もとの整数を求めなさい。
答えと解説を見る
- 十の位を x、一の位を y とおくと、もとの数は 10x+y、入れかえた数は 10y+x。{x+y=1110y+x=(10x+y)+27。下の式を整理すると 10y+x−10x−y=27 → 9y−9x=27 → y−x=3。上の式とたすと 2y=14 → y=7。x=11−7=4。もとの数は 10×4+7=47。47(確かめ:各位の和 4+7=11、入れかえた数 74 は 47+27=74 ◎)
家おうちの方へ
文章題は「2つの数量をx・yとおく→種類のちがう合計(個数・金額など)で2式」を表に整理させると、確実に立式できます。最後に必ず文章に戻して、個数・金額の両方が合うか確かめる習慣を。立式さえできれば、あとは加減法・代入法で解くだけです。
これで中2「連立方程式」は完全攻略です! 連立方程式は一次関数(2直線の交点)とも深くつながり、文章題は入試でも頻出です。
📌 1分まとめ(声に出して読もう)
- わからない2つの数量を x, y とおく。
- 文の中の2つの関係から、式を2つ作る。
- 表に整理すると、式が立てやすい。
- 解いたら問題に合うか確かめ、単位をつける。
よくある質問
連立方程式の文章題はどうやって解きますか?
①わからない2つの数量をx、yとおく、②文の中の2つの関係から式を2つ作る、③加減法・代入法で解く、④答えが問題に合うか確かめて単位をつける、の4ステップです。たとえば「りんごとみかんを合わせて10個、代金1080円」なら、個数で x+y=10、代金で 150x+80y=1080 の2本が立ちます。
なぜ式を2つ作る必要があるの?
文章題では、わからない数量が2つあるからです。文字が2つ(x、y)あるので、式も2つ必要になります。「合わせて10個」のような個数の関係で1本、「代金1080円」のような金額の関係でもう1本、というように、種類のちがう2つの関係が2本の式になります。
どの2つの関係を式にすればいいか迷います。コツはありますか?
「数えている内容がちがう2つの合計」を探すのがコツです。たとえば「合わせて8本」なら本数の合計、「代金570円」なら金額の合計です。個数の行と代金の行のある表に整理して、それぞれの合計から式を作ると、確実に2本立てられます。
解いたあとに気をつけることはありますか?
答えが問題に合うかを必ず確かめて、単位をつけることです。りんご4個・みかん6個なら、個数 4+6=10、代金 150×4+80×6=1080円 と、文章に戻って両方の関係が合うか確認します。確かめをする習慣があると、立式のミスにも自分で気づけます。
#連立方程式#文章題#中2数学