平方根とは?(√の意味・大小)
中3数学「平方根と√(ルート)の意味」を、面積が2の正方形の一辺の長さという図でやさしく解説。2乗するとその数になる数という定義から、√9=3と9の平方根=±3のちがい、√どうしの大小のくらべ方まで、つまずきやすい符号の区別がしっかりわかります。
先に答え 平方根とは 2 乗するとその数になる数のことで、正の数の平方根は正と負の 2 つあります。9 の平方根は ±3 ですが、9=3( は正のほうだけ)で別ものです。a は面積 a の正方形の一辺の長さにあたり、中の数が大きいほど大きいので 2<3 と比べられます。
◎このページのゴール
平方根と√の意味を理解し、平方根の大小をくらべられるようになる。
2 って結局なに? 答えは「面積が2の正方形の一辺の長さ」。2 乗すると 2 になる数のことです。記号におびえず、図で意味をつかめば一気にわかります。
どこでつまずいた?
あてはまるものをタップ。そこから読むと近道です。
平方根とは
2乗するとその数になる数を、その数の平方根といいます。
- 32=9、(−3)2=9 なので、9 の平方根は +3 と −3 の2つ。
- このうち正のほうを記号 (根号・ルート)で表します。9=3。
- 9 のようにきれいにならない数(例 2)は、2 と書いて表します(2=1.41421…)。
✓理解チェック1
図でわかる:面積から一辺へ
正方形の面積が a のとき、その一辺の長さが a です。面積2の正方形の一辺が 2。
数直線で見ると、2≈1.41 は 1 と 2 の間にあります(12=1、22=4 だから)。
セナ 2 は「1.41…」ってずっと続くんだよね。きれいな数じゃないのが不思議。
ホクト先生 そう、2 は分数で表せない数(無理数)なんだ。でも「面積2の正方形の一辺」と思えば、ちゃんと“ある長さ”だとわかるよね。
✓理解チェック2
✓理解チェック3
√9=3 と「9の平方根=±3」のちがい
ここはみんな混乱します。整理しましょう。
✓コツ
- 9の平方根は? → 2乗して9になる数なので ±3(2つ)。
- 9 は? → 根号は正のほうを表すので 3(1つ)。
- 負のほうは −9=−3 と書く。
✕よくある間違い
「9=±3」と書くのはまちがい。 は正の値だけを表します。±がつくのは「平方根は?」と聞かれたときや、x2=9 を解くとき(x=±3)です。
✓理解チェック4
√の大小
中の数が大きいほど、√も大きくなります(a<b なら a<b)。
例:2 と 3 では、2<3 なので 2<3。
5 と 2 では、2=4 に直すと 4<5 だから 2<5。
✓コツ
整数と√をくらべるときは、整数を√の形に直す(2=4、3=9)と、中の数だけで大小がわかります。
✓理解チェック5
✓理解チェック6
やってみよう(練習問題)
やってみよう①(基本:√の値と平方根)
- 25 を求めましょう。
- 49 の平方根を答えましょう。
答えと解説を見る
- 25 は25の平方根のうち正のほう。52=25 なので 25=5(確かめ:5×5=25 ◎)
- 2乗して49になる数なので ±7(確かめ:72=49、(−7)2=49 ◎)。「49」なら正の 7 だけですが、「平方根」と聞かれたら ± の両方。
やってみよう②(標準:√が整数のどこにあるか・大小)
- 5 は、どの整数とどの整数の間にありますか。
- 10 と 3 の大小をくらべましょう。
答えと解説を見る
- 22=4, 32=9 で、4<5<9 だから 4<5<9。よって 5 は 2と3の間(確かめ:5≈2.24 ◎)
- 3=9 に直すと、10>9 なので 10>9、つまり 10>3(確かめ:10≈3.16 ◎)
やってみよう③(応用:大小の並べかえ)
整数を√の形にそろえて考えましょう。
- 3, 2, 6 を、小さいほうから順に並べましょう。
答えと解説を見る
- 2=4 に直すと、中の数は 3, 4, 6。3<4<6 なので 3<4<6。よって小さい順に 3, 2, 6(確かめ:3≈1.73<2<6≈2.45 ◎)
i🎓 高校ではこう発展する
2 のように「分数で表せない数」は、高校で 無理数 と正式に呼ばれ、有理数と合わせて 実数 という数の世界をつくります(数の分類)。√の計算(有理化や ab の整理)はそのまま使い続け、さらに 指数の拡張(2=21/2 と書ける)や、二次方程式・関数のグラフへつながります。いまの平方根の計算力が、高校数学全体を支える土台です。
家おうちの方へ
平方根は「面積→一辺」のイメージを最初に持たせると、抽象的な√が“具体的な長さ”として腑に落ちます。つまずきの定番は「9=±3」という誤り。「ルート記号は正の値だけ」「±がつくのは平方根を問われたときや方程式のとき」と、場面で区別させてください。
意味がわかったら、次は√のかけ算・わり算と、12=23 のような変形に進みます。
📌 1分まとめ(声に出して読もう)
- 平方根 = 2乗するとその数になる数。正の数には+と−の2つある。
- a は「面積 a の正方形の一辺の長さ」=平方根の正のほう。
- 9=3。一方「9の平方根」は ±3(区別する)。
- a<b なら a<b(中の数が大きいほど√も大きい)。
よくある質問
平方根とは何ですか?
平方根とは、2乗するとその数になる数のことです。たとえば3の2乗も−3の2乗も9になるので、9の平方根は+3と−3の2つあります。このうち正のほうを、記号√(根号・ルート)を使って √9=3 と表します。
√9=3 なのに「9の平方根は±3」と習うのは、なぜですか?
「9の平方根は?」と聞かれたら、2乗して9になる数なので+3と−3の2つを答えます。一方、記号√は正のほうだけを表す約束なので、√9=3 の1つだけです。「√9=±3」と書くのはまちがいで、負のほうは −√9=−3 と書きます。
√2(ルート2)とはどんな数ですか?
√2は、2乗すると2になる正の数で、面積が2の正方形の一辺の長さにあたります。小数で表すと1.41421…とどこまでも続き、分数では表せない数(無理数)です。数直線の上では、1と2の間にあります。
平方根の大小は、どうやってくらべますか?
√の中の数が大きいほど、√も大きくなります。たとえば2<3なので、√2<√3です。整数と√をくらべるときは、2=√4、3=√9のように整数を√の形に直すと、中の数だけで大小がわかります。
この単元でつまずいたとき、家庭でできること
- 1
正負の数の累乗(2乗)に戻る つまずきの原因は、たいてい1つ前の単元にあります。まずそこを確かめてください。
- 2
印刷して、手を動かす 読んでわかっても、手が動くとは限りません。無料のプリントを刷って、量をこなしてください。
- 3
説明役を、外部にまかせる 教える側が説明しきれないときは、無料体験のある外部のサービスで様子を見る方法もあります。
#平方根#ルート#面積図#中3数学