根号をふくむ式の計算(かけ算・a√bへの変形)

√のかけ算わり算(√a×√b=√ab)を面積図でわかりやすく。√12=2√3 のように根号の中を簡単にする変形、a√b⇄√の中に入れる変形まで身につきます。

このページのゴール

√のかけ算・わり算を計算し、√の中を簡単にする(a√bへの)変形ができるようになる。

√のかけ算は、中の数どうしをかけて1つの√にまとめるだけ。そして 12\sqrt{12} のような数は 232\sqrt{3} と“簡単な形”に直します。面積図で意味を見てから、手順を覚えましょう。

√のかけ算・わり算

やり方

a×b=aba÷b=ab\sqrt{a}\times\sqrt{b}=\sqrt{ab}\qquad \sqrt{a}\div\sqrt{b}=\sqrt{\dfrac{a}{b}}

中の数どうしをかける(わる)だけ。

例:2×3=6\sqrt{2}\times\sqrt{3}=\sqrt{6}18÷2=9=3\sqrt{18}\div\sqrt{2}=\sqrt{9}=3

図でわかる:なぜ中をかける?

2×3\sqrt{2}\times\sqrt{3} は「たて 2\sqrt{2}・よこ 3\sqrt{3} の長方形の面積」。面積は 2×3\sqrt{2}\times\sqrt{3} で、これがちょうど 6\sqrt{6} になります。

面積 √6√3√2

√の中を簡単にする(a√bの形)

12\sqrt{12} は、中を「平方数 × 残り」に分けて、平方数を√の外に出します。12=4×312=4\times34=2\sqrt{4}=2 なので、

12=4×3=4×3=23\sqrt{12}=\sqrt{4\times3}=\sqrt{4}\times\sqrt{3}=2\sqrt{3}

コツ

「平方数」= 4,9,16,25,364,9,16,25,36\ldots(2乗の数)。√の中にこれらがかけ算で隠れていないかを探すのがコツ。
例)18=9×2=32\sqrt{18}=\sqrt{9\times2}=3\sqrt{2}50=25×2=52\sqrt{50}=\sqrt{25\times2}=5\sqrt{2}

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セナ

どの平方数で分ければいいか、迷っちゃう。

ホクト先生のアイコン
ホクト先生

いちばん大きい平方数で割れるとベスト。思いつかなければ、12=4×3\sqrt{12}=\sqrt{4\times3} のように小さい平方数から試せばOK。最後に√の中にもう平方数が残っていないか確認しよう。

理解チェック①

逆:外の数を中に入れる

aba\sqrt{b} の外の数 aa を√の中に入れるときは、2乗して入れます(a=a2a=\sqrt{a^2} だから)。

23=22×3=122\sqrt{3}=\sqrt{2^2\times3}=\sqrt{12}

大小をくらべるときなどに使います(例:23=122\sqrt{3}=\sqrt{12}10\sqrt{10} なら 12>10\sqrt{12}>\sqrt{10})。

理解チェック②

やってみよう(練習問題)

✏️ やってみよう①(基本:√のかけ算)

中の数どうしをかけて1つの√にまとめましょう。

  1. 5×7\sqrt{5}\times\sqrt{7}
  2. 2×3\sqrt{2}\times\sqrt{3}
答えと解説を見る
  1. 5×7=35\sqrt{5}\times\sqrt{7}=\sqrt{35}(中はもう簡単にできない)(確かめ:355.92\sqrt{35}\approx5.925×72.24×2.655.92\sqrt{5}\times\sqrt{7}\approx2.24\times2.65\approx5.92 ◎)
  2. 2×3=6\sqrt{2}\times\sqrt{3}=\sqrt{6}(確かめ:62.45\sqrt{6}\approx2.452×31.41×1.732.45\sqrt{2}\times\sqrt{3}\approx1.41\times1.73\approx2.45 ◎)

✏️ やってみよう②(標準:a√bへの変形)

√の中に隠れた平方数を外に出しましょう。

  1. 8\sqrt{8}aba\sqrt{b} の形に
  2. 45\sqrt{45} を簡単に
答えと解説を見る
  1. 8=4×2=22\sqrt{8}=\sqrt{4\times2}=2\sqrt{2}(確かめ:(22)2=4×2=8(2\sqrt{2})^2=4\times2=8 ◎)
  2. 45=9×5=35\sqrt{45}=\sqrt{9\times5}=3\sqrt{5}(確かめ:(35)2=9×5=45(3\sqrt{5})^2=9\times5=45 ◎)

✏️ やってみよう③(応用:かけてから簡単にする)

まずかけ算で1つの√にまとめ、そのあと√の中を簡単にしましょう。

  1. 6×8\sqrt{6}\times\sqrt{8} を簡単に
  2. 10×15\sqrt{10}\times\sqrt{15} を簡単に
答えと解説を見る
  1. 6×8=48=16×3=43\sqrt{6}\times\sqrt{8}=\sqrt{48}=\sqrt{16\times3}=4\sqrt{3}(確かめ:(43)2=16×3=48(4\sqrt{3})^2=16\times3=486×8=486\times8=48 ◎)
  2. 10×15=150=25×6=56\sqrt{10}\times\sqrt{15}=\sqrt{150}=\sqrt{25\times6}=5\sqrt{6}(確かめ:(56)2=25×6=150(5\sqrt{6})^2=25\times6=15010×15=15010\times15=150 ◎)

おうちの方へ

√の変形は「中に平方数(4,9,16…)が隠れていないか探す」ゲームです。最初は素因数分解(12=2×2×312=2\times2\times3 → 2が2個=√の外へ)で確実に。答えの√の中にまだ平方数が残っていないか、最後に確認する習慣をつけると失点が減ります。

最後は、平方根のたし算・ひき算と、分母に√があるときの有理化です。

📌 1分まとめ(声に出して読もう)

  • a×b=ab\sqrt{a}\times\sqrt{b}=\sqrt{ab}a÷b=ab\sqrt{a}\div\sqrt{b}=\sqrt{\dfrac{a}{b}}
  • √の中の平方数を見つけて外に出す:12=4×3=23\sqrt{12}=\sqrt{4\times3}=2\sqrt{3}
  • 逆に外の数は2乗して中へ:23=122\sqrt{3}=\sqrt{12}
  • 答えは√の中をできるだけ小さく(簡単に)する。

よくある質問

平方根(√)のかけ算・わり算はどうやって計算しますか?

√の中の数どうしをかけて(わって)、1つの√にまとめます。√a×√b=√(a×b)、√a÷√b=√(a÷b) です。たとえば √2×√3=√6、√18÷√2=√9=3 になります。

√12=2√3 のように、√の中を簡単にするにはどうしますか?

√の中を「平方数×残り」に分けて、平方数を√の外に出します。12=4×3 で √4=2 なので、√12=√(4×3)=2√3 です。平方数(4、9、16、25…)が中にかけ算で隠れていないか探すのがコツで、最後に√の中に平方数が残っていないかも確認します。

なぜ√のかけ算は、中の数どうしをかけてよいの?

√2×√3 は、たて√2・よこ√3 の長方形の面積と考えられるからです。この面積はちょうど√6(2乗すると6になる数)にあたるので、中の数どうしをかけて1つの√にまとめられます。面積図で見ると意味がつかみやすくなります。

√の外の数を中に入れるには、どうしますか?

外の数を2乗してから√の中に入れます(a=√(a²) だから)。たとえば 2√3=√(2²×3)=√12 です。2√3 と √10 のような数の大小をくらべるとき、√12>√10 と同じ形にそろえられるので便利です。

#平方根#根号の計算#a√b#中3数学