小学理科小学6年生地学

月と太陽|月の満ち欠けと光るしくみ【小6理科】

小6理科の「月と太陽」を図解でやさしく。月は自分では光らず太陽の光を反射していること、新月・三日月・半月・満月の満ち欠けが太陽・月・地球の位置関係で決まること、月のクレーターや太陽のすがた(高温の気体・黒点・直接見ない)まで、図と例題でわかります。

このページのゴール

月は太陽の光を反射して光って見えること、満ち欠けは太陽・月・地球の位置関係で決まること、月の表面のようすや太陽のすがた(高温の気体・黒点)を理解する。

「月は、日によって形が変わるのはどうして?」「月は自分で光っているの?」——じつは、月は自分では光っていません。太陽の光をはね返して光って見えているのです。形が変わる理由も、太陽・月・地球の位置で決まります。図で見れば、満ち欠けのなぞがスッととけます。

月は自分では光らない(太陽の光を反射している)

月は、自分から光を出しているわけではありません。太陽の光が当たって、それをはね返して(反射して)光って見えています。だから、太陽の光が当たっている側だけが明るく、当たっていない側は暗いままです。

太陽太陽の光明るい暗い

月の太陽に向いた側だけが明るくなります。反対側は光が当たらないので暗いまま。この「半分だけ明るい」というのが、満ち欠けを理解するいちばんの土台です。

理解チェック①

月の形(満ち欠け)は太陽・月・地球の位置で変わる

月は、地球のまわりを回っています。太陽・月・地球の位置関係が変わると、地球から見える「明るい部分の形」が変わります。これが満ち欠けです。

  • 月が太陽と同じ側にあるとき … 明るい面が向こう(太陽側)を向くので、地球からはほとんど見えない=新月
  • 月が太陽の反対側にあるとき … 明るい面がまるごと地球を向くので、まんまる=満月
  • その間の位置では … 三日月半月に見える。
太陽太陽の光地球新月満月半月半月月の左側(太陽側)はいつも明るい

大事なのは、月の明るい側はいつも太陽のほうを向いているということ。月が地球のまわりのどこにいるかで、その明るい面が地球からどう見えるかが変わり、形がかわって見えるのです。月の光らない部分は、太陽の光が当たっていないだけで、なくなったわけではありません。

セナちゃんのアイコン
セナ

新月のときって、月はどこかへ行っちゃったの? 全然見えないよね。

ホクト先生のアイコン
ホクト先生

ちゃんと空にいるよ。新月のときは月が太陽とほぼ同じ方向にあって、明るい面が向こう(太陽側)を向いているから、地球からは光っている部分がほとんど見えないんだ。月が消えたわけじゃなくて、明るい側がこっちを向いていないだけ。少しずつ位置が変わると、三日月 → 半月 → 満月と、見える明るい部分が増えていくよ。

理解チェック②

月の表面には「クレーター」がある

月の表面を望遠鏡で見ると、まるいくぼみがたくさんあります。これをクレーターといいます。大きな岩や石(いん石)がぶつかってできたあとです。

くぼみクレーター = まるいくぼみ

月には空気(大気)がほとんどなく、雨も風もないので、できたくぼみがけずられずに長い間そのまま残ります。月の表面がでこぼこなのは、このためです。

理解チェック③

太陽は高温の気体の球(黒点・直接見ない)

太陽は、自分で光を出している星です。とても高温の気体(ガス)でできた大きな球で、強い光と熱を地球まで届けています。表面には、まわりより温度が少し低くて黒く見える点があり、これを黒点といいます。

黒点高温の気体(ガス)の球・自分で光る

太陽は地球よりずっと大きく、表面の温度はおよそ6000℃にもなります。とても強い光なので、ぜったいに直接見てはいけません。観察するときは**しゃ光板(太陽観察用のサングラス)**を使い、目を守ります。

コツ

太陽を直接見たり、望遠鏡やそうがん鏡でのぞいたりすると、目をいためて見えなくなることもあります。観察は必ずしゃ光板を通して、短い時間で。望遠鏡で太陽を直接のぞくのは絶対にいけません。

理解チェック④

よくある間違い

よくある間違い

まちがい

月は自分で光っている/月の形が変わるのは雲やかげにかくれるから/太陽は直接見ても少しなら平気

正しい

月は太陽の光を反射して光る。満ち欠けは太陽・月・地球の位置関係で決まる。太陽は自分で光る高温の気体の球で、直接見ない(しゃ光板を使う)

「新月で月が消えた」「半月は雲でかくれている」と思いがちですが、月はいつも空にあります。見えている形は、太陽の光が当たった明るい面が、地球からどう見えるかで決まります。雲やかげではありません。

やってみよう(練習問題)

✏️ やってみよう①(基本:月と太陽のちがい)

つぎの文が正しければ◯、まちがっていれば×をつけましょう。

  1. 月は、自分で光を出している。
  2. 太陽は、自分で光を出している。
  3. 月の表面のまるいくぼみを、クレーターという。
答えと解説を見る
  1. ×…月は自分では光らない。太陽の光を反射して光って見える。
  2. …太陽は高温の気体の球で、自分で光を出している。
  3. …月のまるいくぼみはクレーターという。

「月は反射、太陽は自分で光る」が大きなちがいです。

✏️ やってみよう②(標準:満ち欠けと位置)

太陽・月・地球の位置関係から、見える月の形を考えます。

  1. 月が太陽と同じ側にあるとき、地球からは月はどう見えますか。
  2. 月が太陽の反対側にあるとき、地球からは月はどう見えますか。
答えと解説を見る
  1. 新月(ほとんど見えない)。明るい面が太陽のほうを向いていて、地球からは見えないため。
  2. 満月(まんまる)。明るい面がまるごと地球を向くため。

月の明るい側は、いつも太陽のほうを向いていることがポイントです。

✏️ やってみよう③(応用:観察と表面)

つぎの問いに答えましょう。

  1. 太陽を観察するとき、目を守るために使う道具は何ですか。
  2. 月の表面のくぼみ(クレーター)が、長い間けずられずに残るのはなぜですか。
答えと解説を見る
  1. しゃ光板(太陽観察用のサングラス)。太陽は強い光なので、直接見ず、望遠鏡やそうがん鏡で直接のぞいてはいけません。
  2. 月には空気(大気)がほとんどなく、雨や風がないので、くぼみがけずられず、できたあとがそのまま残るから。

地球では雨や風で地形がけずられますが、月では起こりにくいのです。

おうちの方へ

「月と太陽」のつまずきは、だいたい3つです。1つめは**「月は自分で光っている」という思いこみ**。「太陽の光を反射しているだけ」という言いかえと、ボール(月)に懐中電灯(太陽)を当てて、当たった側だけ明るくなる実験を見せると一発で納得します。2つめは満ち欠けの理由。新月で「月が消えた」と思いがちですが、「明るい面がこっちを向いていないだけ」と伝え、ボールを地球(自分の頭)のまわりで動かして見える明るい部分の変化を体感させると定着します。3つめは太陽を直接見ないという安全面。これは理科の知識である前に身の安全に直結するので、しゃ光板の使用を必ず守らせてください。低学年で学んだ月と星(小4)太陽と地面(小3)とつなげると、無理なく深められます。

月は太陽の光を反射して光り、その明るい面が地球からどう見えるかで形が変わる——これが満ち欠けの正体です。太陽は自分で光る高温の気体の球で、観察するときは必ずしゃ光板を使う。この3つがわかれば、夜空の月がぐっと身近になります。

📌 1分まとめ(声に出して読もう)

  • 月は自分では光らない。太陽の光を反射して、光が当たった側だけ明るく見える。
  • 月の形(満ち欠け)は、太陽・月・地球の位置関係で変わる。
  • 月が太陽と同じ側=新月(見えない)、反対側=満月。その間が三日月・半月。
  • 月の表面にはクレーター(まるいくぼみ)がたくさんある。
  • 太陽は高温の気体(ガス)の球で、自分で光を出す。黒点が見える(直接見ず、しゃ光板で)。

よくある質問

月はどうして光って見えるのですか?

月は自分では光っておらず、太陽の光が当たって、それをはね返して(反射して)光って見えています。だから、太陽の光が当たっている側だけが明るく、当たっていない側は暗いままです。この「半分だけ明るい」ことが、満ち欠けを理解するいちばんの土台になります。

なぜ月の形(満ち欠け)は、日によって変わるのですか?

太陽・月・地球の位置関係が変わると、地球から見える「月の明るい部分の形」が変わるからです。月の明るい側は、いつも太陽のほうを向いています。月が太陽と同じ側にあると明るい面が向こうを向くので新月(見えない)、太陽の反対側にあると明るい面がまるごと地球を向くので満月になります。

太陽とは、どんな星ですか?

太陽は、自分で光を出している、とても高温の気体(ガス)でできた大きな球です。表面の温度はおよそ6000℃で、まわりより温度が少し低くて黒く見える黒点があります。とても強い光なので、観察するときは必ずしゃ光板を使い、望遠鏡やそうがん鏡で直接のぞいてはいけません。

新月のとき、月はどこかへ消えてしまったのですか?

いいえ、新月のときも月はちゃんと空にあります。新月は月が太陽とほぼ同じ方向にあって、明るい面が向こう(太陽側)を向いているため、地球からは光っている部分がほとんど見えないだけです。月の形が変わるのは、雲やかげにかくれるからではなく、太陽の光が当たった明るい面が地球からどう見えるかで決まります。

#月と太陽#月の満ち欠け#クレーター#黒点#小6理科