小1「100までの数」をやさしく攻略

大きい数も、「十のまとまり」と「一(ばら)」で考えると かんたんです。位のしくみ、読み書き、大小くらべまで、図でしっかりつかみましょう。

この単元のゴール

十のまとまりと一で100までの数をとらえ、読み書き・大小くらべができるようになる。

学ぶ順番(このとおり進めばOK)

この単元でつまずくところ

手が止まりやすい箇所と、その原因です。

「ろくじゅうさん」を聞いて「603」と書く

「60」と「3」を、聞こえたまま横に並べているのが原因です。十の位という1つの場所には束の数だけを書く、ということが結びついていません。位取り表に10の束とばらを置き、十の位の欄には束の数の6だけを書かせる形に戻してください。

38と45の大小くらべで一の位だけを見てしまう

1けたどうしのくらべ方が残っていて、目に入った8と5をくらべているためです。十の位の3と4が、10の束3つと束4つを指すことと結びついていません。束を横に並べて見せ、束の数がちがうときはばらを見なくてよいことを確かめてください。

教えるときのポイント

  • 数字の読み書きより先に、10本ずつ束ねた数え棒で束がいくつ・ばらがいくつかを言わせると、位の意味が先にできて数字が後から乗ります。
  • 34を束とばらで作らせたあとに、ばらが0の20や30を扱うと、一の位に0を書く意味がその場で確かめられます。
  • 大小くらべは十の位だけを指でおさえてくらべさせ、十の位が同じ組はそのあとに出すと、左から見る順番がくずれません。

家庭・指導の場での確認

10円玉6枚と1円玉3枚を並べて「いくら?」と聞き、答えられたら数字で63と書かせてください。書けたら、十の位の6が10円玉の枚数を指していることを、指でさして言わせます。数字と手元の枚数がずれていないかが、その場で分かります。

よくある質問

100の次は、どこまで教えてよいですか?

小1のねらいは2けたの数の読み書きです。ただし110や120のような数には生活の中で出会うので、口で数えるのを止める必要はありません。数字で書く練習は100までを中心にして、3けたの数は小2の1000までの数でていねいに扱う形が無理がありません。

数え棒とおはじき、どちらで教えるとよいですか?

最初は10本ずつ輪ゴムで束ねられる数え棒が向いています。束をつくる作業そのものが、十のまとまりの体験になるからです。おはじきはばらを数える場面で使い、10こたまったら束と同じ意味になると確かめる形が扱いやすいです。

79の次を80と言えないときはどうしますか?

十の位が変わる境目でつまずく子は多いです。ばらが10こそろうと束が1つふえる、という交換をその場で見せてください。79のばら9こに1こ足して束にまとめると、8束0こになり、80という数字とつながります。

つまずいたら、ここに戻ろう