分数の大小・たし算とひき算

小3「分数」を図でやさしく解説。同じ分母の分数の大小くらべ、たし算・ひき算(分子どうしを計算し分母はそのまま)、1との計算(1=分母分子が同じ)まで、帯図と例題でわかります。

このページのゴール

同じ分母の分数の大小をくらべ、たし算・ひき算ができるようになる。

同じ分母の分数なら、大小くらべも、たし算・ひき算もかんたん。「15\frac{1}{5} のような1つ分が何個か」で考えるだけです。帯の図でしっかりつかみましょう。

分数の大小くらべ

分母が同じ分数は、分子が大きいほうが大きいです(1つ分の大きさが同じで、個数が多いから)。

例:25\dfrac{2}{5}45\dfrac{4}{5}15\frac{1}{5} が2個と4個。4個のほうが大きいので 45\dfrac{4}{5} が大きい。

同じ分母のたし算・ひき算

分母が同じ分数は、分子どうしをたす・ひくだけ。分母はそのままです。

15+25=35\dfrac{1}{5} + \dfrac{2}{5} = \dfrac{3}{5}

1/52/5合わせて 3/5

ひき算も同じ:4616=36\dfrac{4}{6} - \dfrac{1}{6} = \dfrac{3}{6}

なぜ分母はそのまま?

15\dfrac{1}{5} は「1を5等分した1つ分」。25\dfrac{2}{5}15\frac{1}{5} が2個、15\dfrac{1}{5} は1個。合わせて 15\frac{1}{5} が3個だから 35\dfrac{3}{5}

1つ分の大きさ(分母)は変わらないので、分母はそのまま。数えているのは個数(分子)だけです。

よくある間違い

分母どうしもたして 15+25=310\dfrac{1}{5}+\dfrac{2}{5}=\dfrac{3}{10} とするのはまちがい。1つ分の大きさ(分母)は変わりません。たすのは個数(分子)だけです。

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セナ

小数の「0.1が何個」と似てるね!

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ホクト先生

そう、考え方はそっくり。小数は「0.1が何個」、分数は「15\frac{1}{5} が何個」。1つ分のいくつ分かで計算する——同じ考え方だね。

理解チェック①

1との計算

1は「分母と分子が同じ分数」で表せます(例:1=441 = \dfrac{4}{4})。これを使うと、1からのひき算ができます。

例:1141 - \dfrac{1}{4} → 1を 44\dfrac{4}{4} と考えて → 4414=34\dfrac{4}{4} - \dfrac{1}{4} = \dfrac{3}{4}

理解チェック②

やってみよう(練習問題)

✏️ やってみよう①(基本:大小・たし算)

答えましょう。

  1. 26\dfrac{2}{6}56\dfrac{5}{6} では、どちらが大きい?
  2. 14+24\dfrac{1}{4} + \dfrac{2}{4}
答えと解説を見る
  1. 56\dfrac{5}{6}(分子が大きい)
  2. 1+2=31+2=334\dfrac{3}{4}

✏️ やってみよう②(標準:ひき算)

計算しましょう。

  1. 5727\dfrac{5}{7} - \dfrac{2}{7}
  2. 6838\dfrac{6}{8} - \dfrac{3}{8}
答えと解説を見る
  1. 52=35-2=337\dfrac{3}{7}
  2. 63=36-3=338\dfrac{3}{8}

✏️ やってみよう③(応用:1との計算・1になる)

1との計算です。

  1. 25+35\dfrac{2}{5} + \dfrac{3}{5}
  2. 1381 - \dfrac{3}{8}
答えと解説を見る
  1. 2+3=52+3=555=\dfrac{5}{5}= 1(全部そろって1)
  2. 1を 88\dfrac{8}{8} と考えて、8838=\dfrac{8}{8}-\dfrac{3}{8}= 58\dfrac{5}{8}

おうちの方へ

同じ分母の分数は「分子が大きいほうが大きい」「たし算・ひき算は分子どうし、分母はそのまま」。前単元の小数(0.1が何個)と同じ「1つ分が何個か」の考え方で統一して教えると理解が深まります。最大のつまずきは分母どうしもたす誤り(15+25=310\frac{1}{5}+\frac{2}{5}=\frac{3}{10})。帯図で「1つ分の大きさは変わらない」を見せてください。1を 44\frac{4}{4} と見る練習をすると、1からのひき算でつまずきません。4年の分数(仮分数・帯分数)につながります。

これで「分数」は完成です! 次は「三角形と角」。形のなかま分けと、角の大小を学びます。

📌 1分まとめ(声に出して読もう)

  • 同じ分母なら、分子が大きいほうが大きい
  • 同じ分母のたし算・ひき算は、分子どうしを計算(分母はそのまま)。
  • 分母はそのまま(1つ分の大きさは変わらないから)。
  • 1 = 分母と分子が同じ分数(例:1=4/4)として計算できる。

よくある質問

同じ分母の分数のたし算・ひき算は、どうやって計算しますか?

分子どうしをたしたり、ひいたりするだけです。分母はそのまま変えません。たとえば5分の1(1/5)+5分の2(2/5)=5分の3(3/5)、6分の4(4/6)−6分の1(1/6)=6分の3(3/6)です。

分数のたし算で、なぜ分母はたさないの?

分母は「1つ分の大きさ」を表していて、たし算をしても1つ分の大きさは変わらないからです。5分の1(1/5)が2個と1個で、合わせて5分の1が3個、と数えているのは個数(分子)だけです。分母どうしもたして5分の1+5分の2=10分の3とするのは、よくあるまちがいなので注意しましょう。

分数の大小は、どうやってくらべるの?

分母が同じ分数は、分子が大きいほうが大きいです。1つ分の大きさが同じで、その個数が多いからです。たとえば5分の2(2/5)と5分の4(4/5)なら、5分の1が2個と4個なので、5分の4のほうが大きくなります。

1から分数をひくには、どうすればいいの?

1を「分母と分子が同じ分数」になおして計算します。たとえば1−4分の1(1/4)は、1を4分の4(4/4)と考えて、4分の4−4分の1=4分の3(3/4)です。

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