□を使って場面を式に表す
小3「□を使った式」を図でやさしく解説。わからない数を□として、たし算・ひき算・かけ算・わり算の場面を式に表す方法を、テープ図と例題でわかりやすく説明します。中学の方程式につながる第一歩です。
◎このページのゴール
わからない数を□として、場面のとおりに式(たし算・ひき算・かけ算・わり算)を立てられるようになる。
「あめが何こかあって、3こもらったら10こになった」。この“何こ”がわからなくても、□を使えば場面をそのまま式にできます。まず「式に表す」ことに集中しましょう。求めるのは次のページです。
どこでつまずいた?
あてはまるものをタップ。そこから読むと近道です。
□は「まだわからない数」の場所
文章題には、わからない数が出てきます。それを「□」という箱で表します。□は、これから求めたい数が入る場所です。
✓コツ
□は「ひみつの数」。わからなくても、場面のとおりに式の中に置いてしまえばOK。あとで□の中身を求めます。
たし算・ひき算で表す
場面の「ことば」を見れば、どの計算か決まります。
→やり方
- ふえる・もらう・合わせる → たし算(+)
- へる・あげる・つかう・残り → ひき算(−)
例で見てみましょう。わからない数を、いつも □ にします。
- 「色紙が □ まいあって、4まいもらったら 12 まいになった」 →
- 「あめが 15 こあって、□ こ食べたら 9 こ残った」 →
文章のじゅんばんのまま、数とことばを式にうつすのがコツです。
✓理解チェック①
かけ算・わり算で表す
「いくつ分」「同じ数ずつ」のときは、かけ算・わり算で表します。
→やり方
- 同じ数のいくつ分 → かけ算(×)
- 同じ数ずつ分ける・何人に分ける → わり算(÷)
- 「1ふくろに □ こずつ、4ふくろで 24 こ」 →
- 「あめ 18 こを □ 人で同じ数ずつ分けたら、1人 6 こ」 →
どの計算かを決めるのがむずかしい…
文章の“動き”を見るといいよ。ふえる→たし算、へる→ひき算、同じ数がいくつも→かけ算、同じ数ずつ分ける→わり算。わからない数は気にせず、まず□で置いて、場面のとおりに書けばいいんだ。
✓理解チェック②
図(テープ図)で考える
式が思いつかないときは、テープ図にすると見えてきます。全体とわかっている数を帯でかき、わからないところを□にします。
図にすると「□と4を合わせて12」と見えるので、式は 。テープ図は、たし算・ひき算の場面でとくに強い味方です。
✓理解チェック③
やってみよう(練習問題)
✏️ やってみよう①(基本:たし算・ひき算)
わからない数を□として、式に表しましょう(求めなくてよい)。
- シールが □ まいあって、6まいもらったら 14 まいになった。
- ジュースが 20 本あって、□ 本のんだら 12 本残った。
答えと解説を見る
- (もらってふえた→たし算)
- (のんでへった→ひき算)
✏️ やってみよう②(標準:かけ算・わり算)
わからない数を□として、式に表しましょう。
- 1箱に □ こずつ、5箱で 35 こ。
- クッキー 24 まいを □ 人で同じ数ずつ分けたら、1人 4 まい。
答えと解説を見る
- (同じ数の5つ分→かけ算)
- (同じ数ずつ分ける→わり算)
✏️ やってみよう③(応用:場面を選ぶ)
次の式に合う場面(ア〜ウ)を選びましょう。式は 。
- ア:あめが□こあって、5こもらったら8こになった
- イ:あめが□こあって、5こ食べたら8こ残った
- ウ:あめが5こあって、□こもらったら8こになった
答えと解説を見る
イ。「はじめ□こ」から「5こへって」「8こ残った」ので 。アはたし算(□+5=8)、ウは になります。
家おうちの方へ
この単元のねらいは「わからない数を記号(□)で表して、場面を式にする」こと——中学の方程式の出発点です。大事なのは、いきなり答えを出させず、まず場面のとおりに式を立てる段階を丁寧に踏むこと。ことば(ふえる→+、へる→−、いくつ分→×、分ける→÷)と動きを結びつけ、迷ったらテープ図にすると定着します。次のページで、この□にあてはまる数を「ぎゃくの計算」で求めます。
式に表せたら、あとは□の中身を求めるだけ。次は「ぎゃくの計算」で□を求める方法を学びます。
📌 1分まとめ(声に出して読もう)
- わからない数を □ として、場面をそのまま式に表せる。
- 「ふえる・合わせる」はたし算、「へる・残り」はひき算で式にする。
- 「いくつ分」はかけ算、「同じ数ずつ分ける」はわり算で式にする。
- □は「まだわからない数の場所」。あとからその数を求める。
よくある質問
□を使った式とは何ですか?
わからない数を□という記号で表して、場面をそのまま式にしたものです。たとえば「色紙が□まいあって、4まいもらったら12まいになった」なら、□+4=12 と表せます。□は「まだわからない数が入る場所」で、あとからその中身を求めます。
なぜ、わからない数を□にして式に表すの?
わからない数があっても、□を置けば場面をそのまま式にでき、あとから□の中身を求められるからです。文章のじゅんばんのまま、数とことばを式にうつせるのが□のよさです。この□は中学で文字 x に進化し、□+4=12 が x+4=12 という方程式になります。その土台がここで育ちます。
たし算・ひき算・かけ算・わり算のどれで式にするか、どう決めますか?
文章の「ことば(動き)」で決めます。ふえる・もらう・合わせるならたし算、へる・あげる・つかう・残りならひき算です。同じ数のいくつ分ならかけ算、同じ数ずつ分けるならわり算です。わからない数は気にせず、まず□で置いて、場面のとおりに書けば大丈夫です。
式が思いつかないときはどうすればいいですか?
テープ図をかいてみましょう。全体とわかっている数を帯でかき、わからないところを□にすると、数の関係が見えてきます。たとえば全体12が□と4に分かれた図なら、「□と4を合わせて12」なので □+4=12 とわかります。テープ図は、たし算・ひき算の場面でとくに強い味方です。