小数×整数・小数÷整数(整数をかける・わる)
小4の小数×整数・小数÷整数を、図でやさしく解説。整数と同じように計算して小数点をうつコツ、商の小数点の位置、0をおろしてわり進む方法まで、図と例題でしっかりわかります。
◎このページのゴール
小数×整数・小数÷整数を、整数の計算に直して小数点を正しい位置にうつ方法で計算できるようになる。
小数に整数をかける・わる計算も、こわくありません。コツはいったん整数の計算にして、あとで小数点をうつこと。1.2×3=3.6、7.2÷3=2.4。どちらも「0.1 が何個分」で考えると、整数の計算にすがたを変えられます。
どこでつまずいた?
あてはまるものをタップ。そこから読むと近道です。
小数×整数
やり方は2ステップ。①小数点をわすれて整数のかけ算 → ②小数のけた数だけ小数点をうつ。
1.2×3 なら、まず 12×3=36。1.2 は小数第一位まで(1けた)なので、答えも右から1けたに小数点をうって 3.6。
✓コツ
小数点をうつ場所は、かけられる数(小数のほう)の小数点以下のけた数だけ。0.25×4 なら 0.25 は2けたなので、25×4=100 の右から2けたで 1.00=1。かける整数のけた数は関係ありません。
✓理解チェック①
小数÷整数
こちらも整数のわり算と同じように筆算します。ちがいは1つ、商の小数点を、わられる数の小数点の真上にうつこと。
7.2÷3 なら、72÷3=24 のように計算して、7.2 の小数点の真上に小数点をうって 2.4。
なぜそれでいいの?(0.1が何個分)
どちらも、小数を「0.1 が何個分」と見ると、整数の計算になるからです。
- 1.2×3 … 0.1 が12こ、その3つぶんで 0.1 が 12×3=36 こ = 3.6。
- 7.2÷3 … 0.1 が72こを3等分で 0.1 が 72÷3=24 こ = 2.4。
「いくつ分」で数えるから、12×3 や 72÷3 という整数の計算がそのまま使えるのです。最後に小数点をうつ(位を戻す)だけ。
わり切れないときは0をおろす
小数÷整数では、わり切れないとき0をおろしてわり進むことができます。8.4÷8 なら、8÷8=1、次の 4÷8 はわれないので 0 をおろして 40÷8=5。答えは 1.05。
iメモ
8.4 は 8.40、8.400 …と、小数のうしろに 0 がいくつでもかくれていると考えられます。だからわり切れないときは 0 をおろして続けられます。商の一の位が立たないときは、0 を書いてから小数点を打つ(0.□)のを忘れずに。
✓理解チェック②
いっしょに解こう
セナ 1.2×3 で、12×3=36 までできたけど、答えは 36? 3.6?
ホクト先生 1.2 は「0.1 が12こ」。その3つぶんだから「0.1 が36こ」= 3.6 だよ。小数点をわすれて計算したぶん、最後に小数点を戻すんだ。1.2 は小数点の右が1けただから、答えも右から1けたにうつ。
ホクト先生 わり算は、商の小数点をわられる数の小数点の真上にうつ。先にそこに「、」を打ってから計算を始めると、ぜったいにずれないよ。
✕よくある間違い
つまずきやすい2つを先回りします。
❌ 1.2×3=36(小数点を忘れる) → 1.2 は1けたなので ⭕ 3.6。
❌ 7.2÷3=24(商の小数点を忘れる) → わられる数の真上にうって ⭕ 2.4。
やってみよう(練習問題)
✏️ やってみよう①(基本:小数×整数)
整数のかけ算をして、小数点をうちましょう。
- 1.3×2
- 2.4×4
答えと解説を見る
- 13×2=26 → 2.6
- 24×4=96 → 9.6
✏️ やってみよう②(基本:小数÷整数)
商の小数点を、わられる数の真上にうちます。
- 6.4÷2
- 9.3÷3
答えと解説を見る
- 64÷2=32 → 3.2
- 93÷3=31 → 3.1
✏️ やってみよう③(応用:0をおろす・末尾の0)
わり切れないときは0をおろします。かけ算は末尾の0を消します。
- 0.25×4
- 5.1÷5
答えと解説を見る
- 25×4=100 → 右から2けたで 1.00 → 1
- 5÷5=1、次の 1÷5 はわれないので 0 をおろして 10÷5=2 → 1.02
家おうちの方へ
小数×整数・小数÷整数は、いずれも「整数の計算に直して、小数点をうつ」がコツです。かけ算は小数点を忘れがち、わり算は商の小数点を忘れがちなので、「かけられる数のけた数だけうつ」「わられる数の真上にうつ」を声かけしてください。「0.1 が何個分」で考えると、なぜ整数の計算でよいのかが腹落ちします。ここがしっかりすると、小5の小数×小数・小数÷小数(小数点を動かす)へスムーズに進めます。
これで小4「小数のしくみと計算」は完了です。小数のしくみ・たし算ひき算・整数とのかけ算わり算がそろいました。次は小5で、小数どうしのかけ算・わり算に挑戦しましょう。
📌 1分まとめ(声に出して読もう)
- 小数×整数…小数点をわすれて整数のかけ算→ 小数のけた数だけ小数点をうつ。
- 1.2×3 → 12×3=36 → 3.6。
- 小数÷整数…整数のわり算と同じ。商の小数点はわられる数の小数点の真上。
- 7.2÷3 → 2.4。わり切れないときは 0 をおろしてわり進む。
- どちらも「0.1 が何個分」で考えると、整数の計算にできる。
よくある質問
小数×整数はどうやって計算しますか?
①小数点をわすれて整数のかけ算をする、②かけられる数(小数のほう)の小数点以下のけた数だけ、答えに小数点をうつ、の2ステップです。たとえば1.2×3なら、まず12×3=36。1.2は小数第一位まで(1けた)なので、右から1けたに小数点をうって3.6です。
小数÷整数の商の小数点は、どこにうちますか?
わられる数の小数点の真上にうちます。7.2÷3なら、72÷3=24のように計算して、7.2の小数点の真上に点をうって2.4です。筆算では、先に商の小数点の位置に点を打ってから計算を始めると、ぜったいにずれません。
なぜ小数の計算なのに、整数のかけ算・わり算に直していいの?
小数を「0.1が何個分」と見ると、整数の計算になるからです。1.2×3は「0.1が12こ」の3つぶんで0.1が12×3=36こ=3.6。7.2÷3は「0.1が72こ」を3等分して0.1が72÷3=24こ=2.4。「いくつ分」で数えるから整数の計算がそのまま使え、最後に小数点をうって位を戻すだけでよいのです。
小数÷整数でわり切れないときは、どうすればいいですか?
0をおろしてわり進むことができます。8.4÷8なら、8÷8=1、次の4÷8はわれないので0をおろして40÷8=5で、答えは1.05です。8.4は8.40、8.400…と、うしろに0がいくつでもかくれていると考えられるから続けられます。商の一の位が立たないときは、0を書いてから小数点を打つのを忘れずに。
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