小数のたし算・ひき算(筆算で小数点をそろえる)

小4の小数のたし算・ひき算を、図でやさしく解説。筆算で小数点をたてにそろえるコツ、けた数がちがうときの0のおぎない方、くり上がり・くり下がり、答えの小数点まで、図と例題でしっかりわかります。

このページのゴール

小数点をたてにそろえる筆算で、小数のたし算・ひき算(くり上がり・くり下がりを含む)を正しく計算できるようになる。

小数のたし算・ひき算は、整数の筆算とほとんど同じ。ちがいはたった1つ、小数点をたてにそろえることだけです。3.5+1.253.5+1.25 のようにけた数がちがう問題も、00 をおぎなえばこわくありません。図で攻略しましょう。

筆算は小数点をたてにそろえる

小数の筆算でいちばん大事なのは、小数点をたてに(縦に)そろえて書くこと。整数のように右づめにしてはいけません。小数点をそろえると、同じ位どうしがきれいにそろいます。

小数点をそろえる2.451.33.75同じ位がそろうので、整数と同じように計算できる

やり方

  1. 小数点をたてにそろえて、たて書きにする。
  2. けた数がちがうときは、00 をおぎなって位をそろえる。
  3. 整数と同じように計算し、答えの小数点は真下にうつ。

けた数がちがうときは0をおぎなう

3.5+1.253.5+1.25 のように小数点以下のけた数がちがうときは、少ないほうに 00 をおぎなってそろえます。3.5=3.503.5=3.50 だから、大きさは変わりません。

3.5+1.25    3.50+1.25=4.753.5+1.25 \;\to\; 3.50+1.25=4.75

3.501.254.753.5=3.50。0をおぎなえば位がそろう

理解チェック①

くり上がり・くり下がりも整数と同じ

位をそろえてしまえば、くり上がり・くり下がりは整数のときと同じやり方です。

たし算(くり上がり): 0.8+0.70.8+0.7 は、小数第一位どうし 8+7=158+7=150.10.1 が15こ = 1.51.5。一の位へ1くり上がります。

ひき算(くり下がり): 3.21.63.2-1.6 は、小数第一位で 262-6 ができないので、一の位から1(=0.10.1 が10こ)借りて 126=612-6=6。答えは 1.61.6

コツ

くり上がり・くり下がりも「0.10.1 が何個分」で考えると納得できます。0.8+0.70.8+0.7 は「0.10.1 が8こ+7こ=15こ」。0.10.1 が10こで 11 になるので、くり上がって 1.51.5。整数の 8+7=158+7=15 とまったく同じしくみです。

答えの小数点と右はしの0

答えの小数点は、上にそろえた小数点の真下にうちます。これを忘れると、けたが大きくずれてしまいます。

また、4.504.50 のように答えの右はしに0が出たら、消して 4.54.5 とします(大きさは同じ)。2.002.00 なら 22 です。

理解チェック②

いっしょに解こう

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セナ

3.5+1.253.5+1.25 で、右にそろえて 3.53.51.251.25 をくっつけて計算したら変な答えになっちゃった…

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ホクト先生

小数は右づめじゃなくて、小数点をそろえるんだ。3.53.53.503.50 と同じ。3.503.501.251.25 を小数点でそろえれば、同じ位どうしがきれいにならぶよ。3.50+1.25=4.753.50+1.25=4.75 だね。

セナちゃんのアイコン
セナ

51.45-1.4 みたいに、整数から小数を引くのもむずかしい…

ホクト先生のアイコン
ホクト先生

555.05.0 と考えればいいよ。5.01.45.0-1.4 で小数点をそろえる。あとは整数のひき算と同じ、くり下がりもいつもどおり。3.63.6 になるね。「整数も小数点をつけてそろえる」がコツだよ。

よくある間違い

つまずきやすい2つを先回りします。

3.5+1.253.5+1.25 を右づめにして計算 → 位がずれる。⭕ 小数点をそろえ、3.50+1.25=4.753.50+1.25=4.75

51.45-1.4 を「55 はそのまま」で計算 → 5=5.05=5.0 とそろえる。5.01.4=3.65.0-1.4=3.6

やってみよう(練習問題)

✏️ やってみよう①(基本:けたがそろっている)

小数点をそろえて筆算しましょう。

  1. 1.4+2.31.4+2.3
  2. 3.81.53.8-1.5
答えと解説を見る
  1. 1.4+2.3=3.71.4+2.3=3.7
  2. 3.81.5=2.33.8-1.5=2.3

✏️ やってみよう②(標準:0をおぎなう)

けた数がちがうので、00 をおぎなってそろえます。

  1. 2.6+1.352.6+1.35
  2. 4.20.754.2-0.75
答えと解説を見る
  1. 2.60+1.35=3.952.60+1.35=3.95
  2. 4.200.75=3.454.20-0.75=3.45

✏️ やってみよう③(応用:整数とのたし引き・末尾の0)

整数は小数点をつけてそろえます。答えの右はしの0は消しましょう。

  1. 3+2.53+2.5
  2. 62.56-2.5
答えと解説を見る
  1. 3.0+2.5=5.53.0+2.5=5.5
  2. 6.02.5=3.56.0-2.5=3.5

おうちの方へ

最大のつまずきは「小数点をそろえずに右づめで計算する」ことです。整数の筆算のクセで 3.5+1.253.5+1.25 を右にそろえてしまう子が多いので、「小数点をたてにそろえる」「3.53.53.503.50555.05.0 と0をおぎなう」を口ぐせにさせてください。くり上がり・くり下がりは「0.10.1 が何個分」で考えると、整数と同じしくみだと納得できます。答えの小数点を真下にうつこと、右はしの0を消すことも忘れずに。

小数点をそろえれば、たし算・ひき算は整数と同じ。次は小数×整数・小数÷整数に進みましょう。

📌 1分まとめ(声に出して読もう)

  • 筆算は小数点をたてにそろえて書く(右づめではない)。
  • けた数がちがうときは0をおぎなって位をそろえる(3.53.503.5\to3.50)。
  • あとは整数と同じように計算する(くり上がり・くり下がりも同じ)。
  • 答えの小数点は、上の小数点の真下にうつ。
  • 答えの右はしの0は消す(4.504.54.50\to4.5)。

よくある質問

小数のたし算・ひき算はどうやって計算しますか?

筆算で①小数点をたてにそろえて書き、②けた数がちがうときは0をおぎなって位をそろえ、③整数と同じように計算して、答えの小数点は上の小数点の真下にうちます。たとえば2.45+1.3なら、1.3を1.30とそろえて計算すると3.75です。くり上がり・くり下がりも整数の筆算と同じやり方です。

なぜ小数の筆算は右づめではなく、小数点をそろえるの?

小数点をそろえると、一の位・小数第一位・小数第二位という同じ位どうしがきれいにたてにならぶからです。整数のように右づめにすると、ちがう位どうしを足してしまい、位がずれて答えが変になります。位さえそろえば、あとは整数とまったく同じように計算できます。

3.5+1.25のように、けた数がちがうときはどうしますか?

少ないほうに0をおぎなってそろえます。3.5は3.50と同じ大きさなので、3.50+1.25=4.75と計算できます。小数の終わりに0をつけても大きさは変わらないことを使うのがポイントです。

5−1.4のように、整数から小数を引くにはどうすればいいですか?

整数にも小数点をつけて、5を5.0と考えてそろえます。5.0−1.4は、小数第一位の0−4ができないので一の位から1借りて10−4=6、一の位は4−1=3で、答えは3.6です。また、答えの右はしに0が出たら(4.50など)、消して4.5とします。

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