速さの文章題(単位をそろえて解く)

速さの文章題を、単位をそろえて立式するコツで図とともにやさしく解説。分速・時速・秒速に合わせて長さと時間の単位を先にそろえてから「速さ×時間=道のり」に当てはめる手順を、つまずきやすい単位変換の例とあわせて確認し、答えの単位のまちがいも防げるようになります。

先に答え

速さと時間と距離(道のり)の計算は、速さの単位に長さと時間をそろえてから「速さ × 時間 = 道のり」に当てはめるのが手順です。たとえば分速6060mで1.21.2km歩く時間は、1.21.2km=12001200mに直してから 1200÷60=201200\div60=20 で2020分と求まります。

◎このページのゴール

速さの文章題で、単位をそろえてから速さ・道のり・時間を正しく求められるようになる。

速さの文章題は、計算そのものよりも「単位がそろっていない」ことでまちがえます。逆に言えば、単位さえそろえれば、あとは「速さ × 時間 = 道のり」に当てはめるだけ。手順を決めて攻略しましょう。

文章題の手順

→やり方

  1. 何を求める問題か決める(速さ/道のり/時間)
  2. 単位をそろえる(時間どうし・長さどうし)
  3. 速さ × 時間 = 道のり に当てはめて計算
  4. 答えに正しい単位をつける

速さの単位に合わせて、長さと時間をそろえるのが基本です。

時速→ 長さ km ・ 時間(時)分速→ 長さ m ・ 時間(分)秒速→ 長さ m ・ 時間(秒)

✓理解チェック1

速さの文章題を解くとき、いちばん最初にすることは?
答えと解説を見る

答え:何を求める問題か決める(速さ/道のり/時間)

何を求めるか(速さ・道のり・時間のどれか)で、そろえる単位も式の使い方も変わります。だから最初にそれを決めます。

例題:単位をそろえる

問題:分速60mで歩く人が、1.2km歩くのに何分かかる?

求めるのは時間。長さの単位がちがう(分速は「m」、道のりは「km」)ので、まず合わせます。

1.2km=1200m1.2\text{km}=1200\text{m}

「速さ × 時間 = 道のり」で 60×□=120060\times\square=1200 なので、

1200÷60=20 (分)1200\div60=20\ \text{(分)}

答えは 20分 です。

セナちゃんのアイコン
セナ

最初に1.2kmを1200mに直さないと、答えがめちゃくちゃになるんだね。

ホクト先生のアイコン
ホクト先生

そう。速さが「分速◯m」なら、道のりも「m」、時間も「分」でそろえる。単位をそろえてから式に入れる——これが文章題のいちばんのコツだよ。

✓理解チェック2

時速4kmで歩く人が、2km歩くのにかかる時間は?
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答え:30分

時間=道のり÷速さ=2÷4=0.52\div4=0.5時間。0.5時間=30分です(聞かれ方によって「30分」と直すのが自然)。

✓理解チェック3

分速70mで歩く人が、2.1km歩くのにかかる時間は?
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答え:30分

2.1kmを2100mに直してから、時間=道のり÷速さ=2100÷70=302100\div70=30分。kmのままだと単位が合わず計算が狂います。

分や秒がまざる問題

問題:秒速15mで走る電車は、2分間で何m進む?

速さは「秒速」なので、時間も秒にそろえます。2分=120秒2\text{分}=120\text{秒}。

15×120=1800 (m)15\times120=1800\ \text{(m)}

答えは 1800m(=1.8km)。

✓コツ

速さの単位を見て、時間と長さをそれに合わせるのが基本。
「秒速」なら秒・m、「分速」なら分・m、「時速」なら時間・km にそろえると考えやすいです。

✓理解チェック4

分速80mで歩く人が、20分歩くと何m進む?さらに何km?
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答え:1600m(=1.6km)

道のり=速さ×時間=80×20=160080\times20=1600m。1000mで1kmなので1.6kmです。

✓理解チェック5

秒速25mで走る自転車は、3分間で何m進む?
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答え:4500m

3分=180秒に直してから、道のり=速さ×時間=25×180=450025\times180=4500mです。分のまま掛けると単位が合いません。

答えの単位を最後に確認

✕よくある間違い

計算は合っているのに、答えの単位をまちがえる人が多いです。

  • 「何km?」と聞かれたら m を km に直す(÷1000)
  • 「何分?」と聞かれたら 時間 を分に直す(×60)

問題が求めている単位で答えているか、最後に必ず見直しましょう。

✓理解チェック6

「時速60kmで24km進むと何分かかりますか」を計算すると、時間は0.4と出ました。「何分」と聞かれているので、正しい答えは?
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答え:24分

0.4時間を「分」の単位に直すには×60をします。0.4×60=240.4\times60=24なので、答えは24分。0.4のまま書くと「何分」という問いに答えたことになりません。

やってみよう(練習問題)

やってみよう①(基本:時間の単位をそろえる)

速さの単位に合わせて、時間をそろえてから計算しましょう。

  1. 時速60kmの車は、30分で何km進む?
  2. 秒速12mで走る人は、1分間で何m進む?
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  1. 30分=0.5時間。60×0.5=3060\times0.5=30 → 30km(確かめ:30÷0.5=6030\div0.5=60 ◎)
  2. 1分=60秒。12×60=72012\times60=720 → 720m(確かめ:720÷60=12720\div60=12 ◎)

やってみよう②(標準:長さの単位をそろえる)

長さ(km↔m)をそろえてから、時間や速さを求めましょう。

  1. 分速200mで2.4km進むには何分かかる?
  2. 時速5kmで歩く人が、15km歩くのに何時間かかる?
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  1. 2.4km=2400m。2400÷200=122400\div200=12 → 12分(確かめ:200×12=2400200\times12=2400m=2.4km ◎)
  2. 15÷5=315\div5=3 → 3時間(確かめ:5×3=155\times3=15 ◎)

やってみよう③(応用:到着の予想に使う)

求めるものを決め、単位をそろえてから「速さ × 時間 = 道のり」に当てはめましょう。

  1. 時速60kmのバスで、駅から45km先の動物園へ行きます。何分かかる?
  2. 分速80mで歩く人が、家から1.2km先の学校まで歩きます。8時ちょうどに着くには、何時何分に出ればいい?
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  1. 時間が□。45÷60=0.7545\div60=0.75時間。0.75時間=0.75×60=450.75\times60=45 → 45分(確かめ:60×0.75=4560\times0.75=45km ◎)
  2. 1.2km=1200m。かかる時間は 1200÷80=151200\div80=15分。8時の15分前なので 7時45分に出る(確かめ:80×15=120080\times15=1200m=1.2km ◎)

家おうちの方へ

速さの文章題は「単位の不一致」がミスの9割です。式を立てる前に「速さの単位は何? じゃあ時間と長さもこれに合わせよう」と声に出して確認する習慣をつけると、正答率が大きく上がります。

これで小5「速さ」は完全攻略です! 速さは中学の一次関数や理科(運動・電流)にも直結します。割合と速さは「1あたり」の考え方で同じ仲間——どちらもこのサイトでいつでも見返してくださいね。

📌 1分まとめ(声に出して読もう)

  • 文章題はまず単位をそろえる(時間・長さを合わせる)。
  • 「速さ × 時間 = 道のり」の式に当てはめて解く。
  • 何分かかる→時間が□、何km進む→道のりが□、と求めるものを決める。
  • 答えの単位(km/m/時間/分/秒)を最後に確認する。

よくある質問

速さの文章題は、どうやって解けばいいの?

①何を求める問題か決める(速さ・道のり・時間)→ ②単位をそろえる → ③「速さ × 時間 = 道のり」に当てはめて計算 → ④答えに正しい単位をつける、の4ステップです。たとえば「分速60mで1.2km歩くと何分?」なら、まず 1.2km=1200m に直してから、1200÷60=20分と求めます。

どうして計算の前に単位をそろえるの?

速さの文章題のまちがいは、計算そのものより「単位がそろっていない」ことから起きるからです。速さが「分速◯m」なのに道のりをkmのまま式に入れると、答えがめちゃくちゃになります。速さの単位に合わせて、道のりと時間をそろえてから式に入れるのがいちばんのコツです。

単位は何にそろえればいいの?

速さの単位に合わせます。「時速」ならkmと時間、「分速」ならmと分、「秒速」ならmと秒にそろえると考えやすいです。たとえば秒速15mの電車が2分間で進む道のりは、2分=120秒に直してから 15×120=1800m と計算します。

計算は合っているのに、答えをまちがえるのはなぜ?

答えの単位の直し忘れが多いからです。「何km?」と聞かれたらmをkmに直し(÷1000)、「何分?」と聞かれたら時間を分に直します(×60)。問題が求めている単位で答えているか、最後に必ず見直しましょう。

この単元でつまずいたとき、家庭でできること

  1. 道のり・時間を求めるに戻る
    つまずきの原因は、たいてい1つ前の単元にあります。まずそこを確かめてください。
  2. 印刷して、手を動かす
    読んでわかっても、手が動くとは限りません。無料のプリントを刷って、量をこなしてください。
  3. 説明役を、外部にまかせる
    教える側が説明しきれないときは、無料体験のある外部のサービスで様子を見る方法もあります。
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