道のり・時間を求める

小5算数「速さ」の道のり・時間の求め方を図でやさしく解説。道のり=速さ×時間、時間=道のり÷速さという2つの公式を丸暗記せず、二重数直線に条件をあてはめて立式する方法で、かけ算かわり算かを迷わず判断できるようになります。速さ・時間から道のりを、速さ・道のりから時間を、二重数直線で立式して求められるようになる。

先に答え

道のり(距離)= 速さ × 時間、時間 = 道のり ÷ 速さ、速さ = 道のり ÷ 時間——これが「みはじ」の3つの式です。もとは「速さ × 時間 = 道のり」の1本だけで、時速6060kmで33時間走れば道のりは 60×3=18060\times3=180 km、時速6060kmで180180km進むには 180÷60=3180\div60=3 時間かかります。

◎このページのゴール

速さ・時間から道のりを、速さ・道のりから時間を、二重数直線で立式して求められるようになる。

速さの問題も、割合と同じで3パターンだけ。「速さを求める」「道のりを求める」「時間を求める」です。公式を3つ覚えなくても、「速さ × 時間 = 道のり」の式を1本書くだけで、どれでも解けます。

関係は1つだけ

3つの公式は、同じ関係を見る向きを変えただけ。次の1本さえ書ければ大丈夫です。

→やり方

速さ × 時間 = 道のり

  1. この式を書く
  2. わかっている2つを入れる
  3. 残り(□)が、かけ算で出るか、わり算で出るかを見る

✓理解チェック1

速さの問題で、まず1本書いておくとよい式はどれ?
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答え:速さ × 時間 = 道のり

「速さ × 時間 = 道のり」の1本を書いて、わかっている2つを入れれば、残りをかけ算で出すかわり算で出すかは式の形から決まります。公式を3つ覚える必要はありません。

道のりを求める(速さ × 時間)

例:時速60kmで3時間走ると、何km進む?

道のり(km) 時間 0 0 60 1 □ 3

時速60km(1時間で60km)が、3時間ぶん。だから、

60×3=180 (km)60\times 3=180\ \text{(km)}

道のりは 180km です。

✓理解チェック2

分速80mで7分歩くと、何m進む?
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答え:560m

道のり=速さ×時間=80×7=56080\times7=560m です。

✓理解チェック3

時速45kmのバスが2時間走ると、何km進む?
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答え:90km

道のりが□なので、かけ算。道のり=速さ×時間=45×2=9045\times2=90(km)です。

時間を求める(道のり ÷ 速さ)

例:時速60kmで180km進むには、何時間かかる?

「速さ × 時間 = 道のり」で、60×□=18060\times\square=180 なので、

180÷60=3 (時間)180\div 60=3\ \text{(時間)}
セナちゃんのアイコン
セナ

道のりはかけ算、時間はわり算…やっぱりどっちか迷っちゃう。

ホクト先生のアイコン
ホクト先生

だから「速さ×時間=道のり」を先に書くんだ。□が右(道のり)ならかけ算、□が真ん中(時間)なら道のり÷速さ。式の中で□がどこにあるかで決まるよ。

✓理解チェック4

「速さ × 時間 = 道のり」で時間が□のとき、□はどの計算で求められる?
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答え:道のり ÷ 速さ

速さ×□=道のり\text{速さ}\times\square=\text{道のり} の形なので、□は 道のり÷速さ で求まります。かけ算の式で□を出すときは、わり算にもどすと考えれば決まります。

✓理解チェック5

分速150mで走る人が、1200m走るのにかかる時間は?
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答え:8分

時間が□なので、時間=道のり÷速さ=1200÷150=81200\div150=8(分)です。

かけ算・わり算で迷わないコツ

✓コツ

「速さ × 時間 = 道のり」をいつも先に書く。

  • 道のりが□ → かけ算(速さ×時間)
  • 時間が□ → 速さ×□=道のり\text{速さ}\times\square=\text{道のり} だから 道のり÷速さ
  • 速さが□ → □×時間=道のり\square\times\text{時間}=\text{道のり} だから 道のり÷時間

割合の「もと×割合=くらべる」とまったく同じ仕組みです。

✓理解チェック6

秒速5mで走る人が、100m走るのにかかる時間は?
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答え:20秒

時間=道のり÷速さ=100÷5=20100\div5=20秒 です。

✓理解チェック7

時速72kmで走る電車が、216km先の駅に着くまでにかかる時間は?
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答え:3時間

「速さ×時間=道のり」で 72×□=21672\times\square=216。時間が□なので 道のり÷速さ=216÷72=3216\div72=3(時間)です。

やってみよう(練習問題)

やってみよう①(基本:道のりを求める)

「速さ × 時間 = 道のり」を書いてから、かけ算で求めましょう。

  1. 時速40kmで5時間走ると何km?
  2. 秒速8mで15秒走ると何m?
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  1. 40×5=20040\times5=200 → 200km(確かめ:200÷5=40200\div5=40 ◎)
  2. 8×15=1208\times15=120 → 120m(確かめ:120÷15=8120\div15=8 ◎)

やってみよう②(標準:時間を求める)

「速さ × 時間 = 道のり」で、時間が□。道のり ÷ 速さ で求めます。

  1. 分速200mで1200m進むには何分?
  2. 時速90kmで270km進むには何時間?
答えと解説を見る
  1. 1200÷200=61200\div200=6 → 6分(確かめ:200×6=1200200\times6=1200 ◎)
  2. 270÷90=3270\div90=3 → 3時間(確かめ:90×3=27090\times3=270 ◎)

やってみよう③(応用:暮らしの場面で使う)

身近な場面でも、書く式は「速さ × 時間 = 道のり」の1本だけです。

  1. 時速80kmの車で、200km先のおばあちゃんの家まで行きます。何時間かかる?
  2. 分速150mのペースで30分ランニングすると、何m走れる? それは何km?
答えと解説を見る
  1. 時間が□。200÷80=2.5200\div80=2.5 → 2.5時間(2時間30分)(確かめ:80×2.5=20080\times2.5=200 ◎)
  2. 道のりが□。150×30=4500150\times30=4500 → 4500m=4.5km(確かめ:4500÷30=1504500\div30=150 ◎)

家おうちの方へ

「みはじ」の円を使う場合も、なぜそうなるかは「速さ×時間=道のり」から説明できます。求めるものを□として式に当てはめれば、かけ算かわり算かは自然に決まります。円の丸暗記より、この1本の式を書く習慣のほうが応用がききます。

次は、時速・分速・秒速の単位の変換。ここをそろえないと文章題でミスが出ます。

📌 1分まとめ(声に出して読もう)

  • 道のり = 速さ × 時間。
  • 時間 = 道のり ÷ 速さ。
  • 速さ = 道のり ÷ 時間。
  • 迷ったら「速さ × 時間 = 道のり」の式を1本書いてから考える。

よくある質問

道のりや時間を求める公式は何ですか?

道のり=速さ×時間、時間=道のり÷速さ、速さ=道のり÷時間です。ただし3つ丸暗記しなくても、「速さ × 時間 = 道のり」の式を1本書けばどれも解けます。たとえば時速60kmで3時間走ると 60×3=180km、時速60kmで180km進むには 180÷60=3時間です。

どうして公式を3つ覚えなくてもいいの?

3つの公式は、同じ1つの関係を見る向きを変えただけだからです。「速さ × 時間 = 道のり」を書いて、わかっている2つの数を入れれば、残りの□をかけ算で出すかわり算で出すかは式の形から自然に決まります。割合の「もと×割合=くらべる」とまったく同じ仕組みです。

かけ算かわり算かで迷ったら、どうすればいいの?

先に「速さ × 時間 = 道のり」を書いて、□がどこにあるかを見ます。道のりが□ならかけ算(速さ×時間)、時間が□なら道のり÷速さ、速さが□なら道のり÷時間です。式の中の□の位置で決まるので、迷わなくなります。

「みはじ」の円で覚えるのはダメですか?

使ってもかまいませんが、なぜそうなるかは「速さ×時間=道のり」の式から説明できます。求めるものを□としてこの式に当てはめれば、かけ算かわり算かは自然に決まるので、円の丸暗記よりも、この1本の式を書く習慣のほうが応用がききます。

この単元でつまずいたとき、家庭でできること

  1. 速さとは?(速さ=道のり÷時間)に戻る
    つまずきの原因は、たいてい1つ前の単元にあります。まずそこを確かめてください。
  2. 印刷して、手を動かす
    読んでわかっても、手が動くとは限りません。無料のプリントを刷って、量をこなしてください。
  3. 説明役を、外部にまかせる
    教える側が説明しきれないときは、無料体験のある外部のサービスで様子を見る方法もあります。
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