道のり・時間を求める

速さの3つのパターン(速さ・道のり・時間)を二重数直線で立式。道のり=速さ×時間、時間=道のり÷速さを、丸暗記なしで使えるようになります。

このページのゴール

速さ・時間から道のりを、速さ・道のりから時間を、二重数直線で立式して求められるようになる。

速さの問題も、割合と同じで3パターンだけ。「速さを求める」「道のりを求める」「時間を求める」です。公式を3つ覚えなくても、「速さ × 時間 = 道のり」の式を1本書くだけで、どれでも解けます。

関係は1つだけ

3つの公式は、同じ関係を見る向きを変えただけ。次の1本さえ書ければ大丈夫です。

やり方

速さ × 時間 = 道のり

  1. この式を書く
  2. わかっている2つを入れる
  3. 残り(□)が、かけ算で出るか、わり算で出るかを見る

道のりを求める(速さ × 時間)

例:時速60kmで3時間走ると、何km進む?

道のり(km) 時間 0 0 60 1 3

時速60km(1時間で60km)が、3時間ぶん。だから、

60×3=180 (km)60\times 3=180\ \text{(km)}

道のりは 180km です。

理解チェック①

時間を求める(道のり ÷ 速さ)

例:時速60kmで180km進むには、何時間かかる?

「速さ × 時間 = 道のり」で、60×=18060\times\square=180 なので、

180÷60=3 (時間)180\div 60=3\ \text{(時間)}

セナちゃんのアイコン
セナ

道のりはかけ算、時間はわり算…やっぱりどっちか迷っちゃう。

ホクト先生のアイコン
ホクト先生

だから「速さ×時間=道のり」を先に書くんだ。□が右(道のり)ならかけ算、□が真ん中(時間)なら道のり÷速さ。式の中で□がどこにあるかで決まるよ。

かけ算・わり算で迷わないコツ

コツ

「速さ × 時間 = 道のり」をいつも先に書く。

  • 道のりが□ → かけ算(速さ×時間)
  • 時間が□ → 速さ×=道のり\text{速さ}\times\square=\text{道のり} だから 道のり÷速さ
  • 速さが□ → ×時間=道のり\square\times\text{時間}=\text{道のり} だから 道のり÷時間

割合の「もと×割合=くらべる」とまったく同じ仕組みです。

理解チェック②

やってみよう(練習問題)

✏️ やってみよう①(基本:道のりを求める)

「速さ × 時間 = 道のり」を書いてから、かけ算で求めましょう。

  1. 時速40kmで5時間走ると何km?
  2. 秒速8mで15秒走ると何m?
答えと解説を見る
  1. 40×5=20040\times5=200200km(確かめ:200÷5=40200\div5=40 ◎)
  2. 8×15=1208\times15=120120m(確かめ:120÷15=8120\div15=8 ◎)

✏️ やってみよう②(標準:時間を求める)

「速さ × 時間 = 道のり」で、時間が□。道のり ÷ 速さ で求めます。

  1. 分速200mで1200m進むには何分?
  2. 時速90kmで270km進むには何時間?
答えと解説を見る
  1. 1200÷200=61200\div200=66分(確かめ:200×6=1200200\times6=1200 ◎)
  2. 270÷90=3270\div90=33時間(確かめ:90×3=27090\times3=270 ◎)

✏️ やってみよう③(応用:暮らしの場面で使う)

身近な場面でも、書く式は「速さ × 時間 = 道のり」の1本だけです。

  1. 時速80kmの車で、200km先のおばあちゃんの家まで行きます。何時間かかる?
  2. 分速150mのペースで30分ランニングすると、何m走れる? それは何km?
答えと解説を見る
  1. 時間が□。200÷80=2.5200\div80=2.52.5時間(2時間30分)(確かめ:80×2.5=20080\times2.5=200 ◎)
  2. 道のりが□。150×30=4500150\times30=45004500m=4.5km(確かめ:4500÷30=1504500\div30=150 ◎)

おうちの方へ

「みはじ」の円を使う場合も、なぜそうなるかは「速さ×時間=道のり」から説明できます。求めるものを□として式に当てはめれば、かけ算かわり算かは自然に決まります。円の丸暗記より、この1本の式を書く習慣のほうが応用がききます。

次は、時速・分速・秒速の単位の変換。ここをそろえないと文章題でミスが出ます。

📌 1分まとめ(声に出して読もう)

  • 道のり = 速さ × 時間
  • 時間 = 道のり ÷ 速さ
  • 速さ = 道のり ÷ 時間。
  • 迷ったら「速さ × 時間 = 道のり」の式を1本書いてから考える。

よくある質問

道のりや時間を求める公式は何ですか?

道のり=速さ×時間、時間=道のり÷速さ、速さ=道のり÷時間です。ただし3つ丸暗記しなくても、「速さ × 時間 = 道のり」の式を1本書けばどれも解けます。たとえば時速60kmで3時間走ると 60×3=180km、時速60kmで180km進むには 180÷60=3時間です。

どうして公式を3つ覚えなくてもいいの?

3つの公式は、同じ1つの関係を見る向きを変えただけだからです。「速さ × 時間 = 道のり」を書いて、わかっている2つの数を入れれば、残りの□をかけ算で出すかわり算で出すかは式の形から自然に決まります。割合の「もと×割合=くらべる」とまったく同じ仕組みです。

かけ算かわり算かで迷ったら、どうすればいいの?

先に「速さ × 時間 = 道のり」を書いて、□がどこにあるかを見ます。道のりが□ならかけ算(速さ×時間)、時間が□なら道のり÷速さ、速さが□なら道のり÷時間です。式の中の□の位置で決まるので、迷わなくなります。

「みはじ」の円で覚えるのはダメですか?

使ってもかまいませんが、なぜそうなるかは「速さ×時間=道のり」の式から説明できます。求めるものを□としてこの式に当てはめれば、かけ算かわり算かは自然に決まるので、円の丸暗記よりも、この1本の式を書く習慣のほうが応用がききます。

#速さ#道のり#時間#小5算数