速さとは?(速さ=道のり÷時間)
速さの意味を「1時間あたりに進む道のり」として二重数直線でやさしく解説。なぜ道のり÷時間で求まるのか、図でしっかり納得できます。
◎このページのゴール
速さの意味を理解し、速さ=道のり÷時間で速さを求められるようになる。
「車Aは2時間で120km、車Bは3時間で150km。どっちが速い?」——時間も道のりもちがうと、くらべられませんよね。そこで「1時間あたりに進む道のり」にそろえます。これが速さです。「はじき」を丸暗記しなくても、意味から理解しましょう。
どこでつまずいた?
あてはまるものをタップ。そこから読むと近道です。
速さの求め方
→やり方
速さ = 道のり ÷ 時間
道のりを、かかった時間でわると、「1あたりに進む道のり」=速さが出ます。
「2時間で120km進む車」の速さは、
1時間あたり60km、つまり時速60kmです。
速さは「1時間あたりの道のり」
速さとは「もし1時間進んだら、何km進むか」を表した数。時間がバラバラの乗り物を、「1時間あたり」という同じものさしにそろえているのです。
図で見る:どうして「÷時間」なの?
時間2に対して道のり120。これを時間「1」のところにそろえると、道のりは半分の60。つまり時間でわれば1あたりの道のり(速さ)が出るのです。割合で「もとにする量を1にそろえた」のと同じ考え方ですね。
あ、割合のときの二重数直線とそっくり! 速さも「1あたりいくつ」なんだね。
その通り。速さは割合のなかまなんだ。「はじき」の図を丸暗記しなくても、二重数直線で1あたりを考えれば、いつでも自分で式を作れるよ。
✓理解チェック①
速さのくらべ方
冒頭の問題を解いてみましょう。両方を「時速(1時間あたり)」にそろえてくらべます。
- 車A: → 時速60km
- 車B: → 時速50km
1時間あたりで多く進む車Aのほうが速いとわかります。
✓コツ
速さをくらべるときは、「1あたり」にそろえるのが鉄則。時速どうし、分速どうしのように、同じものさしにしてから数の大小をくらべます。
✓理解チェック②
やってみよう(練習問題)
✏️ やってみよう①(基本:時速を求める)
道のり ÷ 時間 で速さを求めましょう。
- 3時間で180km進む車の時速は?
- 2時間で130km進む電車の時速は?
答えと解説を見る
- → 時速60km(確かめ: ◎)
- → 時速65km(確かめ: ◎)
✏️ やってみよう②(標準:分速・秒速を求める)
分速・秒速も「道のり ÷ 時間」で同じように求められます。
- 5分で1000m歩く人の分速は?
- 8秒で40m走る人の秒速は?
答えと解説を見る
- → 分速200m(確かめ: ◎)
- → 秒速5m(確かめ: ◎)
✏️ やってみよう③(応用:どっちが速い?をくらべる)
両方を「1あたり」にそろえてからくらべましょう。
- ランニングで、あおいさんは6分で900m、はるとさんは5分で800m。分速が速いのはどっち?
- 車Aは4時間で320km、車Bは3時間で210km。時速が速いのはどっち?
答えと解説を見る
- あおい → 分速150m、はると → 分速160m。はるとさんのほうが速い(確かめ: ◎、 ◎)
- 車A → 時速80km、車B → 時速70km。車Aのほうが速い(確かめ: ◎、 ◎)
家おうちの方へ
「はじき(みはじ)」の円は便利ですが、意味がわからないまま暗記すると応用でつまずきます。まずは「速さ=1時間あたりに進む道のり」という意味を、二重数直線で納得させてあげてください。意味がわかってから「はじき」を“確認の道具”として使うのが理想です。
速さの意味がわかったら、次は道のり・時間を求めるパターン。同じ図でぜんぶ解けます。
📌 1分まとめ(声に出して読もう)
- 速さ = 道のり ÷ 時間。
- 速さは「1時間(1分・1秒)あたりに進む道のり」のこと。
- 時速=1時間あたり、分速=1分あたり、秒速=1秒あたり。
- 速さをくらべるときは「1あたり」にそろえる。
よくある質問
速さとは何ですか?
速さとは、1時間(1分・1秒)あたりに進む道のりのことです。かかった時間がちがう乗り物どうしでも、「1時間あたり何km進むか」という同じものさしにそろえることで、どちらが速いかを比べられます。
速さの公式は何ですか?
速さ=道のり÷時間です。たとえば2時間で120km進む車なら、120÷2=60で時速60kmになります。道のりを、かかった時間でわると「1あたりに進む道のり」=速さが出るからです。
時速・分速・秒速のちがいは何ですか?
時速は1時間あたり、分速は1分あたり、秒速は1秒あたりに進む道のりのことです。たとえば5分で1000m歩く人は、1000÷5=200で分速200mです。どれも「1あたりの道のり」という考え方は同じです。
「はじき(みはじ)」は覚えたほうがいいですか?
意味がわからないまま丸暗記するのはおすすめしません。まず「速さ=1時間あたりに進む道のり」という意味を二重数直線の図で理解すると、公式を忘れても自分で式を作れるようになります。意味がわかってから、はじきを確認の道具として使うのが理想です。
なぜ速さは道のり÷時間で求められるの?
道のりをかかった時間でわると、時間を「1」にそろえたときの道のり、つまり1時間(1分・1秒)あたりに進む道のりが出るからです。たとえば時間2に対して道のり120kmなら、時間を1にそろえると道のりも半分の60kmになり、これが時速60kmです。割合で「もとにする量を1にそろえた」のと同じ考え方です。
速さがわかると、生活のどんな場面で役に立ちますか?
目的地まであと何分で着くかを予想したり、同じ行き先の電車やバスの経路を時速にそろえてくらべたりする場面で役立ちます。ランニングでも、1分あたりに走る道のり(分速)を出せば、自分が速くなったかを正しくくらべられます。速さは中学の比例・反比例や理科の運動の学習にもつながる、いちばん身近な「1あたりの量」です。