割合とは?(くらべる量・もとにする量)
小学算数の最難関「割合」を、二重数直線の図でいちばんやさしく。割合=くらべる量÷もとにする量の意味と、2つの量の見分け方が身につきます。
◎このページのゴール
割合の意味を理解し、「もとにする量」と「くらべる量」を見分けて、割合を求められるようになる。
「定員20人のうち、15人が参加しました」。この15人は全体のどれくらい?——こういう「全体に対してどれくらいか」を表すのが割合です。割合は「どっちでわるの?」で迷いがち。でも、たった2つの言葉を見分けられれば大丈夫です。
どこでつまずいた?
あてはまるものをタップ。そこから読むと近道です。
割合の求め方
→やり方
- 文から もとにする量(全体・基準)を見つける
- くらべる量(くらべたいほう)を見つける
- 割合 = くらべる量 ÷ もとにする量 で計算する
「定員20人のうち15人」なら、もとにする量は20、くらべる量は15。
割合は 0.75 です。
どうしてわり算なの?
割合は「もとにする量を1とみたとき、くらべる量がどれだけにあたるか」を表します。下の図で見てみましょう。
もとにする量20を「1」とそろえると、15はその 0.75 倍の位置にきます。これが割合。だから「くらべる量 ÷ もとにする量」でもとめられるのです。
なるほど、全体を1とみて、その何個分か(何倍か)を表すんだね。分数の「何倍」と同じだ!
その通り! 割合は新しい計算じゃなくて、「もとにする量を1にそろえた、わり算」なんだ。図でいつも“1の場所”を確かめると迷わないよ。
いちばんのつまずき:わる順番
✕よくある間違い
(もとにする量をくらべる量でわった)
(くらべる量 ÷ もとにする量)
割合はふつう1より小さくなることが多いです(全体の一部だから)。答えが1をこえたら「順番が逆かも?」と見直すクセをつけましょう。
✓理解チェック①
「もとにする量」を見分けるコツ
文章のどれが「もとにする量」かを見抜くのがカギ。次の言葉に注目します。
✓コツ
もとにする量は、こんな言葉の前後にある:
- 「〇〇の △△」→「〇〇」がもとにする量(例:「定員の割合」=定員がもと)
- 「〇〇をもとにすると」→「〇〇」がもと
- 「〇〇にあたる」→「〇〇」がもと
- 「AはBの何倍?」→ B がもとにする量
✓理解チェック②
やってみよう(練習問題)
✏️ やってみよう①(基本:割合を小数で求める)
くらべる量 ÷ もとにする量 で求めましょう。
- 25人のうち20人が女子。女子の割合は?
- 50ページの本を30ページ読んだ。読んだ割合は?
答えと解説を見る
- もとにする量は全体25人、くらべる量は20人。 → 0.8(確かめ: ◎)
- もとにする量は全体50ページ、くらべる量は30ページ。 → 0.6(確かめ: ◎)
✏️ やってみよう②(標準:もとにする量を見分ける)
「〜の」「〜をもとにすると」の前がもとにする量。どれでわるかに気をつけましょう。
- もとのねだん800円の品物が、いま600円。もとのねだんをもとにした、いまのねだんの割合は?
- お父さんの体重60kg、わたしの体重24kg。お父さんをもとにした、わたしの体重の割合は?
答えと解説を見る
- もとにする量は800円、くらべる量は600円。 → 0.75(確かめ: ◎)
- もとにする量は60kg、くらべる量は24kg。 → 0.4(確かめ: ◎)
✏️ やってみよう③(応用:身近な場面で割合を出す)
文から「もとにする量」と「くらべる量」を読み取って求めましょう。
- バスケットボールで、20回シュートして16回入りました。入った割合(成功した割合)は?
- 定員250人のホールに、200人が入りました。うまった席の割合は?
答えと解説を見る
- もとにする量は全部のシュート20回、くらべる量は入った16回。 → 0.8(確かめ: ◎)
- もとにする量は定員250人、くらべる量は入った200人。 → 0.8(確かめ: ◎)
家おうちの方へ
割合でつまずく最大の原因は「どちらでわるか分からない」こと。公式を丸暗記させるより、二重数直線で「全体(もとにする量)はいつも1の場所」と毎回確認させるのが結局いちばんの近道です。「〜の」の前を指さして「これがもとだね」と声に出すのも効果的です。
割合がわかったら、次は日常でよく見る 百分率(%) と 歩合。割合を%に変えられるようにしましょう。
📌 1分まとめ(声に出して読もう)
- 割合 = くらべる量 ÷ もとにする量。
- もとにする量を 1 とみたとき、くらべる量がどれだけにあたるかが割合。
- 「〜の」「〜をもとにすると」の前がもとにする量。
- わる順番をまちがえないこと(もとにする量でわる)。
よくある質問
割合とは何ですか?
割合とは、もとにする量を1とみたとき、くらべる量がどれだけにあたるかを表した数のことです。たとえば定員20人のうち15人が参加したなら、15÷20=0.75で、割合は0.75です。「全体に対してどれくらいか」をひとつの数で表せます。
割合の公式は何ですか?
割合=くらべる量÷もとにする量です。もとにする量(全体・基準)でわるのがポイントで、20÷15のように順番を逆にすると答えがちがってしまいます。割合はふつう1より小さくなることが多いので、答えが1をこえたら順番が逆でないか見直しましょう。
「もとにする量」と「くらべる量」はどうやって見分けますか?
「〜の」「〜をもとにすると」「〜にあたる」という言葉の前にあるのが、もとにする量です。たとえば「定員の割合」なら定員がもとにする量、「AはBの何倍?」ならBがもとにする量です。もとにする量が決まれば、もう一方がくらべる量です。
割合はどうしてわり算で求めるのですか?
割合は「もとにする量を1とみたとき、くらべる量が何倍にあたるか」を表す数だからです。たとえば、もとにする量20を1とそろえると、15はその0.75倍の位置にきます。この「何倍か」を求める計算がわり算なので、くらべる量÷もとにする量で求められます。二重数直線で「1の場所」を確かめると迷いません。