三角形の3つの角の和は180°
小5の「三角形の3つの角の和は180°になる」性質を、角をちぎって一直線に並べる図でやさしく解説。2つの角から残りの角を180°から引いて求める方法や、正三角形が3つとも60°になる理由、二等辺三角形の底角の求め方まで、例題を通して身につきます。
どんな三角形でも、 つの角の和は です。だから 残りの角 = − (わかっている つの角の和) で求められ、 と なら で 。理由は、 つの角をちぎって並べるとちょうど一直線()になるからです。二等辺三角形では底角が等しいことも使えます。
◎このページのゴール
三角形の3つの角の和が180°であることを理解し、2つの角から残りの角を求められるようになる。
三角形は、形がどれだけちがっても、**3つの角を合わせると必ず180°**になります。これを使えば、2つの角がわかれば残りの1つもすぐ求められます。なぜ180°なのかも図で見てみましょう。
どこでつまずいた?
あてはまるものをタップ。そこから読むと近道です。
三角形の3つの角の和は180°
→やり方
どんな三角形でも、3つの角の大きさを合わせると 180°。
細長い三角形でも、平べったい三角形でも、直角三角形でも——形に関係なく、いつでも 180° です。
✓理解チェック1
なぜ180°? 角をちぎって並べる
三角形の紙の3つの角(かど)をちぎって、1つの点のまわりに並べてみます。すると、すきまも重なりもなく、ちょうど一直線にならびます。一直線は 180°。だから3つの角の和は 180° なのです。
三角形ってたくさん形があるのに、ぜんぶ180°になるの?
うん、どんな三角形でも必ず180°。形を変えると、ある角が大きくなるけど、そのぶん別の角が小さくなって、合計はいつも180°のままなんだ。ふしぎだけど、ちぎって並べると一直線になる——これが理由だよ。
✓理解チェック2
✓理解チェック3
残りの角を求める
2つの角がわかれば、残りの角は 180° から2つの和を引くだけ。
例:2つの角が 50° と 70° の三角形。残りの角は
✓コツ
残りの角 = 180° −(わかっている2つの角の和)
✓理解チェック4
正三角形・二等辺三角形の角
角の和が180°であることを使うと、特別な三角形の角もわかります。
→やり方
- 正三角形:3つの角がすべて等しい → 。3つとも 60°。
- 二等辺三角形:2つの辺が等しいと、その下の2つの角(底角)も等しい。
例:二等辺三角形で、頂角(てっぺんの角)が 40° のとき。残り 2つの底角は等しいので、
底角は 70° ずつです。
✓理解チェック5
✓理解チェック6
やってみよう(練習問題)
やってみよう①(基本:残りの角)
180°から引いて、残りの角を求めましょう。
- 2つの角が 60°と 70°の三角形。残りの角は?
- 2つの角が 90°と 35°の三角形(直角三角形)。残りの角は?
答えと解説を見る
- 180°−(60°+70°)=180°−130°=50°
- 180°−(90°+35°)=180°−125°=55°
やってみよう②(標準:特別な三角形)
正三角形・二等辺三角形の角を求めましょう。
- 正三角形の1つの角は何度?
- 二等辺三角形で、頂角が 50°のとき、底角1つは何度?
答えと解説を見る
- 180°÷3=60°
- (180°−50°)÷2=130°÷2=65°(底角は2つとも65°)
やってみよう③(応用:二等辺三角形・組み合わせ)
少しひとひねりした問題です。
- 二等辺三角形で、等しい底角が1つ 55°のとき、頂角は何度?
- 三角形の1つの角が 90°、もう1つの角が、残りの角の2倍。残り2つの角はそれぞれ何度?
答えと解説を見る
- 底角は2つとも55°なので、頂角=180°−(55°+55°)=180°−110°=70°
- 90°以外の2つの角の和は 180°−90°=90°。一方が他方の2倍なので、和は「②+①=③」にあたる。90°÷3=30°。よって 30°と60°(確かめ:90+60+30=180 ◎)
家おうちの方へ
「三角形の3つの角の和は180°」は、図形の角度計算の出発点です。理由は“角をちぎって一直線に並べる”操作で直感的につかめます(実際に紙でやってみると効果的)。残りの角は「180°−2つの和」で求めます。二等辺三角形の底角が等しいこと、正三角形が60°ずつであることもここで結びつけておくと、中学の図形でスムーズです。引き算ミスが定番なので、最後に「3つ足して180°になるか」を確かめる習慣をつけさせてください。
次は、四角形や五角形など、もっと角の多い図形。三角形に分けて考えれば、角の和は同じやり方で求められます。
📌 1分まとめ(声に出して読もう)
- どんな三角形でも、3つの角の和は180°。
- 理由:3つの角をちぎって並べると、ちょうど一直線(180°)になる。
- 残りの角 = 180° − (わかっている2つの角の和)。
- 正三角形は3つとも60°、二等辺三角形は底角が等しい。
よくある質問
三角形の3つの角の和は何度ですか?
どんな三角形でも、3つの角の和は必ず180°です。細長い三角形でも直角三角形でも、形に関係なくいつも180°になります。だから2つの角がわかれば、残りの角=180°−(わかっている2つの角の和)で求められます。
なぜ三角形の角の和は180°になるの?
三角形の3つの角をちぎって1つの点のまわりに並べると、すきまも重なりもなく、ちょうど一直線に並ぶからです。一直線は180°なので、3つの角の和も180°になります。紙の三角形で実際にちぎって並べてみると、直感的に納得できます。
二等辺三角形や正三角形の角は、どうやって求めますか?
二等辺三角形は2つの底角が等しいことを使います。たとえば頂角が40°なら、底角の和は 180°−40°=140°で、1つ分は 140°÷2=70°です。正三角形は3つの角がすべて等しいので、180°÷3=60°になります。
角度の計算が合っているか、どうやって確かめればいい?
出した答えをふくめて、3つの角を全部たして180°になるかを確かめます。たとえば50°・70°から残りの角を60°と出したら、50+70+60=180 でぴったりなので正解です。残りの角を求める問題では引き算のミスが定番なので、最後のたし算チェックを習慣にしましょう。
この単元でつまずいたとき、家庭でできること
- 角の大きさ・分度器(小4)に戻るつまずきの原因は、たいてい1つ前の単元にあります。まずそこを確かめてください。
- 説明役を、外部にまかせる教える側が説明しきれないときは、無料体験のある外部のサービスで様子を見る方法もあります。