分数のわり算のやり方(なぜ逆数をかける?)
分数のわり算「ひっくり返してかける」理由を図と式でやさしく解説。逆数の意味と、なぜ÷が×に変わるのかが、丸暗記でなく納得して身につきます。
◎このページのゴール
分数のわり算は「わる数の逆数をかける」ことを理由とともに理解し、正しく計算できるようになる。
分数のわり算は「ひっくり返してかける」。やり方は有名ですが、なぜ? と聞かれると困りますよね。ここでは、その理由までしっかり納得してもらいます。理由がわかれば、もう一生忘れません。
どこでつまずいた?
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分数のわり算のやり方
→やり方
- わる数(÷のうしろ)を逆数にする(分母と分子を入れかえる)
- ÷を×に変える
- あとはふつうのかけ算(約分も)
32÷54=32×45=3×42×5=1210=65
逆数とは
逆数とは、分母と分子を入れかえた数。もとの数とかけると 1になる相手です。
54 の逆数は 45(54×45=1)
整数の逆数も同じ。3=13 なので、3 の逆数は 31 です。
✓理解チェック①
どうして「ひっくり返してかける」の?
まず直感から。3÷21 は「3 の中に 21 がいくつ入るか」という意味。下の図のように、3 を半分ずつに分けると 6 個。だから 3÷21=6。これは 3×2 と同じ——つまり「÷21」は「×2(21 の逆数をかける)」なのです。
つぎに、なぜ一般に逆数をかけてよいのか。わり算は「わられる数とわる数の両方に同じ数をかけても、商は変わらない」という性質があります(6÷2=12÷4 と同じ)。これを使って、わる数を1にしてしまえば、わり算が消えます。
32÷54=(32×45)÷(54×45)=(32×45)÷1=32×45
わる数 54 に逆数 45 をかけると1になる。同じことをわられる数にもすると、結局「逆数をかける」だけが残るのです。
セナ わる数を1にすれば「÷1」だから消える…だから逆数をかけるんだ!
ホクト先生 その通り! 「ひっくり返してかける」は魔法じゃなくて、ちゃんと理由がある。逆数はかけると1になる相手、と覚えておけば納得だね。
✓理解チェック②
どっちをひっくり返す?
✕よくある間違い
ひっくり返すのは ÷のうしろ(わる数)だけ。前の数(わられる数)はそのままです。ここを取りちがえると答えが変わってしまいます。
✓理解チェック③
やってみよう(練習問題)
✏️ やってみよう(練習問題)
計算しましょう(約分まで)。
- 53÷32
- 94÷38
- 65÷10
- 4÷72
答えと解説を見る
- 53×23=109
- 94×83=7212=61(先に約分すると速い)
- 65×101=605=121
- 14×27=228=14
家おうちの方へ
「ひっくり返してかける」を理由なしで覚えると、整数のわり算や混じった計算で混乱しがちです。「わる数を1にすればわり算が消える」という考え方を一度見せておくと、応用がききます。つまずきの定番は「前の数をひっくり返す」ミス。ひっくり返すのは“÷のうしろだけ”を口ぐせにしましょう。
最後は、帯分数やかけ算・わり算が混じった計算。仮分数と逆数の合わせ技で攻略します。
📌 1分まとめ(声に出して読もう)
- 分数のわり算は わる数をひっくり返して(逆数にして)かける。
- 逆数 = 分母と分子を入れかえた数(かけると1になる相手)。
- わられる数はそのまま、変えるのはわる数だけ。
- ÷を×に直したら、あとはかけ算(約分も同じ)。
#分数のわり算#逆数#小6算数