代表値(平均値・中央値・最頻値)

小6算数「データの調べ方」の代表値を図でやさしく解説。平均値(合計÷個数)・中央値(並べたまん中の値)・最頻値(いちばん多い値)の求め方のちがいと、外れ値があるときにどれを見るかの使い分けを、ドットプロットで散らばりを見ながらしっかり理解できます。

先に答え

代表値とはデータ全体を1つの数で代表させた値で、よく使うのは

  1. 平均値=合計÷個数
  2. 中央値=大きさ順に並べたまん中の値
  3. 最頻値=いちばん多く出てくる値

の3つです。たとえばデータ「1, 2, 2, 2, 3, 4, 7」なら、平均値は 21÷7=321\div7=3、中央値は4番目の 22、最頻値は3回出てくる 22 になります。平均値は飛びぬけた値(外れ値)に引っぱられるので、中央値や最頻値とあわせて見るとデータのようすを正しくつかめます。

このページのゴール

平均値・中央値・最頻値の意味と求め方を理解し、データの特ちょうを代表値で表せるようになる。

たくさんのデータを「だいたいこれくらい」と1つの数で表すのが代表値です。代表値には平均値・中央値・最頻値の3つ。それぞれの意味と求め方、使い分けをおさえましょう。

代表値とは

たくさんの数(データ)の特ちょうを、1つの数で代表させた値を「代表値」といいます。よく使うのは次の3つです。

やり方

  • 平均値 … 合計 ÷ 個数(ならした値)
  • 中央値(ちゅうおうち) … 大きさ順に並べたとき、ちょうどまん中の値
  • 最頻値(さいひんち) … いちばん多く出てくる値

理解チェック1

3つの求め方(例で)

例:7人が持っているクッキーの数(個) … 1, 2, 2, 2, 3, 4, 7

平均値:合計 ÷ 個数 = (1+2+2+2+3+4+7)÷7=21÷7=3(1+2+2+2+3+4+7) \div 7 = 21 \div 7 = 3(個)

中央値:小さい順に並べて(もう並んでいます)、まん中(4番目)の値 → 2(個)

最頻値:いちばん多いのは 2(3回出てくる) → 2(個)

iメモ

データが偶数個のときは、中央値はまん中の2つの値の平均にします(例:4個なら2番目と3番目の平均)。

理解チェック2

理解チェック3

ドットプロットで見る

データを数直線の上に●で積むと、散らばりや「多いところ」がひと目でわかります。下は上のクッキーのデータです。

012345678最頻値2(多く集まる)7だけ ぽつんと大きくはなれているクッキーの数(個)

理解チェック4

3つのちがいと使い分け

この例では、平均値3・中央値2・最頻値2と、ばらつくことがあります。「7」のような飛びぬけた値(外れ値)があると、平均値はそれに引っぱられて大きくなります。

コツ

  • 全体をならして見たい → 平均値
  • 飛びぬけた値があっても“まん中らしさ”を見たい → 中央値
  • いちばんよくある値を知りたい → 最頻値
セナちゃんのアイコン
セナ

平均だけ見ると、ちょっと多めに感じるね。

ホクト先生のアイコン
ホクト先生

そう、1人だけ7個持っていると平均が上がる。でも多くの人は2個前後。だから中央値や最頻値もあわせて見ると、データの本当のすがたがつかめるんだ。代表値は1つだけでなく、組み合わせて見るのがコツだよ。

理解チェック5

理解チェック6

やってみよう(練習問題)

やってみよう①(基本:平均値)

平均値(合計÷個数)を求めましょう。

  1. 4, 6, 8, 10, 12
  2. 3, 3, 5, 9
答えと解説を見る
  1. (4+6+8+10+12)÷5=40÷5=(4+6+8+10+12)\div5=40\div5= 8
  2. (3+3+5+9)÷4=20÷4=(3+3+5+9)\div4=20\div4= 5

やってみよう②(標準:中央値・最頻値)

中央値と最頻値を求めましょう。

  1. 「5, 6, 6, 7, 9, 6, 8」の最頻値は?
  2. 「10, 12, 13, 15, 18」の中央値は?
答えと解説を見る
  1. いちばん多いのは6(3回)→ 最頻値 6
  2. 小さい順で5個のまん中(3番目)→ 中央値 13

やってみよう③(応用:3つを求める・偶数個)

データ「1, 2, 2, 3, 3, 3, 4, 8」(8個)について。

  1. 平均値は?
  2. 中央値は?(偶数個に注意)
  3. 最頻値は?
答えと解説を見る
  1. 合計=1+2+2+3+3+3+4+8=261+2+2+3+3+3+4+8=26。平均=26÷8=26\div8= 3.25
  2. 8個なのでまん中2つ(4番目3・5番目3)の平均 → (3+3)÷2=(3+3)\div2= 3
  3. いちばん多いのは3(3回)→ 3

おうちの方へ

代表値は3つ——平均値(合計÷個数)、中央値(並べてまん中、偶数個は2つの平均)、最頻値(最多の値)。それぞれ求め方がちがう点が要です。とくに外れ値があると平均値が引っぱられること、中央値はそれに強いことを、ドットプロットで見せると納得できます。つまずきは、中央値で「並べ替えずに」まん中を取ってしまうことと、偶数個の処理。「まず小さい順に並べる」を徹底させてください。中学のデータ(度数分布・箱ひげ図)の土台です。

次は、データの散らばりを「度数分布表」と「柱状グラフ(ヒストグラム)」で整理して見る方法です。

📌 1分まとめ(声に出して読もう)

  • 代表値 = データ全体を1つの数で代表する値。
  • 平均値 = 合計 ÷ 個数。
  • 中央値 = 大きさ順に並べたとき、ちょうどまん中の値。
  • 最頻値 = いちばん多く出てくる値。

よくある質問

平均値・中央値・最頻値はどうやって求めますか?

平均値は「合計÷個数」、中央値は「大きさ順に並べたとき、ちょうどまん中の値」、最頻値は「いちばん多く出てくる値」です。たとえばデータ「1, 2, 2, 2, 3, 4, 7」なら、平均値は21÷7=3、中央値は4番目の2、最頻値は3回出てくる2になります。

代表値とはなんですか?

たくさんのデータの特ちょうを、1つの数で代表させた値のことです。よく使うのは平均値・中央値・最頻値の3つで、それぞれ求め方も意味もちがいます。1つだけでなく組み合わせて見ると、データの本当のすがたがつかめます。

なぜ平均値だけでなく、中央値や最頻値も見るの?

平均値は、飛びぬけた値(外れ値)に引っぱられて大きくなったり小さくなったりするからです。たとえば7人のうち1人だけクッキーを7個持っていると平均値は3個になりますが、実際は多くの人が2個前後です。中央値や最頻値は外れ値の影響を受けにくいので、あわせて見るとデータのようすを正しくつかめます。

データが偶数個のとき、中央値はどうやって求めるの?

まん中の2つの値の平均にします。たとえば8個のデータなら、小さい順に並べて4番目と5番目の値をたして2でわります。中央値を求めるときは、必ず先に小さい順に並べ替えるのを忘れないようにしましょう。

この単元でつまずいたとき、家庭でできること

  1. 平均(小5)に戻る
    つまずきの原因は、たいてい1つ前の単元にあります。まずそこを確かめてください。
  2. 説明役を、外部にまかせる
    教える側が説明しきれないときは、無料体験のある外部のサービスで様子を見る方法もあります。
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