方程式の解き方(移項)
一次方程式を速く解く「移項」をわかりやすく。移項すると符号が変わる理由、文字を左・数を右に集めて x=◯ にする手順が身につきます。
◎このページのゴール
移項を使って、文字を左・数を右に集め、一次方程式を x=◯ の形で解けるようになる。
2x+3=11 を、いちいち「両辺から3を引いて…」と書くのは大変。そこで使うのが移項です。移項を覚えると、方程式が一気にスピードアップします。コツは「移すと符号が変わる」だけ。
どこでつまずいた?
あてはまるものをタップ。そこから読むと近道です。
移項とは
等号をまたいで、項を反対側に移すことを移項といいます。このとき符号(+−)が反対になります。
2x+3=11⇒2x=11−3
+3 を右辺に移したら −3 になりました。あとは 2x=8、両辺を2でわって x=4。
なぜ符号が変わるの?
移項は、実は「両辺から同じ数を引く(たす)」を省略して書いただけ。前のレッスンの等式の性質そのものです。
2x+3=11
2x+3−3=11−3(両辺から3を引いた)
2x=11−3
左辺の +3 が消え、右辺に −3 が現れました。これを一気にやるのが移項。だから符号が変わるのです。
セナ なるほど、移項はズルじゃなくて、等式の性質の“近道”なんだね。
ホクト先生 その通り! 仕組みは同じ。だから移項のとき符号を変え忘れると、てんびんがかたむいて答えがズレる。「移したら符号チェンジ」を口ぐせにしよう。
✓理解チェック①
解く手順
→やり方
- 文字の項を左辺、数の項を右辺に移項する(符号を変える)
- 両辺を計算して ax=b の形にする
- 両辺を x の係数 a でわる
例:5x−4=3x+8
5x−3x=8+4(移項:3xを左へ、−4を右へ)
2x=12
x=6
文字が両辺にあるとき
3x+8=x のように、文字が右辺にもあるときも同じ。文字を左に集めます。
3x−x=−8⇒2x=−8⇒x=−4
✕よくある間違い
移項で符号を変え忘れるのが最大のミス。2x+3=11 を 2x=11+3 としてしまうと答えがズレます。移項したら必ず符号を反対に。
✓理解チェック②
やってみよう(練習問題)
✏️ やってみよう(練習問題)
移項を使って解きましょう。
- x+9=4
- 3x−7=8
- 6x=2x+12
- 5x−3=2x+9
答えと解説を見る
- x=4−9=−5
- 3x=8+7=15 → x=5
- 6x−2x=12 → 4x=12 → x=3
- 5x−2x=9+3 → 3x=12 → x=4
家おうちの方へ
移項は「等式の性質の近道」だと理解させると、符号を変える理由が腑に落ちます。最初のうちは省略せず「両辺から引く」式を1行はさんで書かせ、慣れたら移項に短縮——という段階を踏むと、符号ミスが激減します。
基本の解き方ができたら、次はかっこ・小数・分数がまざった方程式。形を整えれば、同じやり方で解けます。
📌 1分まとめ(声に出して読もう)
- 移項 = 項を反対側に移すこと。移すと符号が変わる。
- 文字の項は左辺、数の項は右辺に集める。
- $ax=b$ の形にして、最後に両辺を x の係数でわる。
- 移項は「等式の性質(両辺に同じ操作)」を速くしただけ。
#一次方程式#移項#方程式の解き方#中1数学