二等辺三角形の性質

二等辺三角形の定義と性質(底角が等しい・頂角の二等分線が底辺を垂直に2等分)を図でわかりやすく。性質の証明や、逆の定理も身につきます。

このページのゴール

二等辺三角形の性質を理解し、性質を使った角度の計算や簡単な証明ができるようになる。

二等辺三角形は、証明問題の常連。「2辺が等しい」というだけで、底角が等しいなどの便利な性質が次々使えます。図でしっかりつかみましょう。

各部の名前

二等辺三角形は 2辺が等しい三角形。等しい2辺の間の角を頂角、その向かいの辺を底辺、底辺の両はしの角を底角といいます。

頂角底辺青=等しい2辺、緑=底角(等しい)

性質①:底角は等しい

二等辺三角形の2つの底角は等しいです。これがいちばんよく使う性質。

例:頂角が 40°40° なら、底角は (18040)÷2=70°(180-40)\div2=70°(残り140°を2等分)。

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セナ

なんで底角が等しいって言えるの?

ホクト先生のアイコン
ホクト先生

頂角の二等分線を引くと、2つの三角形ができて合同(2辺と間の角)。合同なら対応する角が等しいから、底角どうしも等しい——と証明できるんだ。

理解チェック①

性質②:頂角の二等分線

頂角の二等分線は、底辺を垂直に2等分します(底辺の中点を通り、底辺と直角に交わる)。1本の線が「二等分線・垂直二等分線・中線」を兼ねます。

逆:2角が等しい → 二等辺三角形

性質①の逆も成り立ちます。2つの角が等しい三角形は二等辺三角形(等しい角に向かい合う2辺が等しい)。角度の条件から「二等辺だ」と判断できます。

理解チェック②

やってみよう(練習問題)

✏️ やってみよう①(基本:底角・頂角の角度)

「底角の和=180−頂角、それを2等分」を使いましょう。

  1. 頂角が 80°80° の二等辺三角形の底角は?
  2. 底角が 50°50° の二等辺三角形の頂角は?
答えと解説を見る
  1. (18080)÷2=50°(180-80)\div2=50°(確かめ:80+50+50=180°80+50+50=180° ◎)
  2. 18050×2=80°180-50\times2=80°(確かめ:80+50+50=180°80+50+50=180° ◎)

✏️ やってみよう②(標準:性質と逆を言葉で説明)

性質と、その逆を自分の言葉で確認しましょう。

  1. 頂角の二等分線は、底辺をどうする?
  2. B=C\angle B = \angle C の三角形ABCは、どんな三角形? 理由も。
答えと解説を見る
  1. 垂直に2等分する(底辺の中点を通り、底辺と直角に交わる)
  2. 二等辺三角形(AB=ACAB=AC)。理由:2つの角が等しい三角形は、等しい角に向かい合う2辺が等しいから(性質①の逆)

✏️ やってみよう③(応用:穴うめ証明)

二等辺三角形 ABC(AB=ACAB=AC)で、頂角Aの二等分線と底辺BCの交点をDとします。B=C\angle B = \angle C(底角が等しい)を、合同を使って証明します。空らん(ア)〜(エ)をうめましょう。

△ABD と △ACD において
AB=ACAB=AC((ア))……①
BAD=CAD\angle BAD = \angle CAD((イ))……②
AD=ADAD=AD((ウ))……③
①②③より、2組の辺とその間の角がそれぞれ等しいので
ABDACD\triangle ABD \equiv \triangle ACD
合同な図形の対応する角は等しいので B=\angle B =(エ)

答えと解説を見る
  • (ア)仮定(AB=ACAB=AC は与えられた条件)
  • (イ)ADは頂角Aの二等分線だから(角を2等分している)
  • (ウ)共通(ADは2つの三角形に共通の辺)
  • (エ)C\angle C(対応する角どうしが等しい)

確かめ:対応は B↔C、A↔A、D↔D。①辺・②その間の角・③辺で、合同条件「2組の辺とその間の角」に正しく当てはまり、結論「底角が等しい」が導けています。

おうちの方へ

二等辺三角形は「2辺が等しい → 底角が等しい」、その逆「2角が等しい → 2辺が等しい」をセットで押さえるのが要です。角度計算では「底角の和=180−頂角、それを2等分」を使います。性質②(頂角の二等分線=垂直二等分線)は証明問題の強力な道具になります。

次は四角形の代表、平行四辺形。性質となる条件を、図で整理します。

📌 1分まとめ(声に出して読もう)

  • 二等辺三角形=2辺が等しい三角形。
  • 性質①:底角(そこかく)は等しい
  • 性質②:頂角の二等分線は、底辺を垂直に2等分する。
  • 逆:2つの角が等しい三角形は二等辺三角形

よくある質問

二等辺三角形の性質は何ですか?

①2つの底角は等しい、②頂角の二等分線は底辺を垂直に2等分する、の2つです。二等辺三角形とは2辺が等しい三角形のことで、等しい2辺の間の角を頂角、その向かいの辺を底辺、底辺の両はしの角を底角といいます。

なぜ二等辺三角形の底角は等しいの?

頂角の二等分線を引くと2つの三角形ができ、「2組の辺とその間の角」の合同条件で合同になるからです。合同な図形の対応する角は等しいので、底角どうしも等しいと証明できます。

頂角がわかっているとき、底角はどうやって求めるの?

底角=(180−頂角)÷2 で求めます。たとえば頂角が40°なら、(180−40)÷2=70°。三角形の内角の和180°から頂角を引いた残りを、等しい2つの底角で分ける、と考えます。

2つの角が等しい三角形は、二等辺三角形といえるの?

はい、いえます。「底角が等しい」という性質の逆も成り立ち、2つの角が等しい三角形は、等しい角に向かい合う2辺が等しい二等辺三角形です。角度の条件から「二等辺三角形だ」と判断するときに使えます。

#二等辺三角形#底角#証明#中2数学