台形の面積((上底+下底)×高さ÷2)|かっこと÷2の意味がわかる

台形の面積は「(上底+下底)×高さ÷2」で求めます。小5算数のこの単元では、同じ台形を2つ組み合わせると底辺が(上底+下底)の平行四辺形になる図で公式の理由を理解し、かっこのつけ忘れ・÷2忘れ・上底と下底のかんちがいという3大ミスを防げるようになります。

先に答え

台形の面積 =(上底 + 下底)× 高さ ÷ 2 で求めます。上底3cm・下底7cm・高さ4cmなら (3+7)×4÷2=20(3+7)\times4\div2=20 で20cm²です。同じ台形をさかさまにしてくっつけると、底辺が(上底+下底)の平行四辺形ができるので、台形はその半分=÷2。平行な2つの辺が上底と下底で、高さはそのあいだの垂直な長さです。

このページのゴール

台形の面積を「(上底+下底)×高さ÷2」で求められるようになり、公式の意味を図で説明できるようになる。

台形の面積は (上底+下底)×高さ÷2。公式は長く見えますが、正体は三角形と同じ「2つ合わせて平行四辺形 → 半分」です。図で見れば、かっこの意味も÷2の意味も一度でわかります。

公式:(上底+下底)×高さ÷2

やり方

台形の面積 =(上底 + 下底)× 高さ ÷ 2

  1. 平行な2辺(上底と下底)を見つけて、先にたす
  2. そのあいだの垂直な長さ(高さ)をかける
  3. 最後に÷2

例:上底3cm・下底7cm・高さ4cm → (3+7)×4÷2=10×4÷2=20(3+7)\times4\div2=10\times4\div2=2020cm²

平行な2辺と、そのあいだの高さを見つけよう上底(平行な辺) 3 cm下底(平行な辺) 7 cm高さ 4 cm上底と下底に垂直

理解チェック1

なぜこの公式?(2つ合わせると平行四辺形)

三角形のときと同じ作戦です。同じ台形をもう1つ用意して、さかさまにしてくっつけます

もとの台形上底と下底は平行さかさまにしてくっつける平行四辺形になる!もとの台形同じ台形高さ 4 cm(同じ)底辺 = 下底 7 cm + 上底 3 cm = 10 cm

できあがった平行四辺形をよく見ると——

  • 底辺 = 下底+上底(2つの台形の底が一直線につながる)
  • 高さ = もとの台形と同じ

平行四辺形の面積は「底辺×高さ」だから、(上底+下底)×高さ。台形1つはその半分なので、÷2。

台形の面積=(上底+下底)×高さ÷2\text{台形の面積}=(\text{上底}+\text{下底})\times\text{高さ}\div2

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セナ

かっこの中でたし算するのは、くっつけたとき底辺が「上底+下底」の長さになるからなんだ!

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ホクト先生

そう。公式の1文字1文字に、ちゃんと図の意味があるんだよ。丸暗記より「2つくっつけた図」を1回自分でかいてみるのが、いちばんの近道。

理解チェック2

上底・下底はどこ?——平行な2辺

台形は「向かい合う1組の辺が平行な四角形」でした(小4)。この平行な2辺が上底と下底です。

  • 上にあるほうを上底、下にあるほうを下底とよぶ(向きが変わったら入れかわってもOK。たす順は関係なし)
  • ななめの辺(平行でない辺)は使わない
  • 高さは上底と下底のあいだを垂直に結んだ長さ

理解チェック3

理解チェック4

3大ミスに注意

よくある間違い

① かっこ忘れ3+7×4÷23+7\times4\div2 と書くと、かけ算が先に計算されて 3+14=173+14=17 になってしまう。先に(上底+下底)

② ÷2忘れ(3+7)×4=40(3+7)\times4=40 で止めると、それは「くっつけた平行四辺形」=台形2つ分の面積。台形1つはその半分なので、40÷2=2040\div2=20 まで計算します。

③ ななめの辺を高さにする:高さは上底と下底のあいだの垂直な長さ。ななめの辺はどんなに目立っても使いません。

理解チェック5

理解チェック6

やってみよう(練習問題)

やってみよう①(基本:公式にあてはめる)

面積を求めましょう。

  1. 上底2cm・下底6cm・高さ5cmの台形
  2. 上底7cm・下底9cm・高さ6cmの台形
答えと解説を見る
  1. (2+6)×5÷2=8×5÷2=20(2+6)\times5\div2=8\times5\div2=2020cm²
  2. (7+9)×6÷2=16×6÷2=48(7+9)\times6\div2=16\times6\div2=4848cm²

やってみよう②(標準:使わない長さ入り・小数)

  1. 上底3cm・下底5cm・ななめの辺4cm・高さ6cmの台形の面積
  2. 上底2.5cm・下底5.5cm・高さ4cmの台形の面積
答えと解説を見る
  1. (3+5)×6÷2=24(3+5)\times6\div2=2424cm²(ななめの辺4cmは使わない)
  2. (2.5+5.5)×4÷2=8×4÷2=16(2.5+5.5)\times4\div2=8\times4\div2=1616cm²(小数でも手順は同じ)

やってみよう③(応用:逆算)

  1. 面積が36cm²、上底5cm・下底7cmの台形の高さ
  2. 面積が20cm²、高さ4cm・上底3cmの台形の下底
答えと解説を見る
  1. 上底+下底=12。36×2=7236\times2=72、高さ=72÷12=672\div12=66cm(確かめ:(5+7)×6÷2=36(5+7)\times6\div2=36 ◎)
  2. 20×2=4020\times2=4040÷4=1040\div4=10 が(上底+下底)。下底=103=710-3=77cm(確かめ:(3+7)×4÷2=20(3+7)\times4\div2=20 ◎)

おうちの方へ

台形の公式は要素が3つあるぶん、機械的な暗記だと崩れやすい単元です。「かっこはくっつけた底辺」「÷2は半分に戻す」と、図とセットで唱えさせてください。計算順(たす→かける→わる)を声に出す音読も効きます。なお、三角形・平行四辺形・台形の公式は、中学入試や中1の等積変形で「どれも同じ考え方の仲間」として再登場します。ここで「変身の図」を理解しておくと、あとがずっと楽になります。

次はひし形の面積。今度は「対角線」を使う、ひと味ちがう公式です。

📌 1分まとめ(声に出して読もう)

  • 台形の面積 = (上底+下底)× 高さ ÷ 2
  • 同じ台形を2つ合わせると、底辺(上底+下底)の平行四辺形になる。
  • 上底と下底=平行な2つの辺。高さはそのあいだの垂直な長さ。
  • 先に(上底+下底)を計算する。かっこを忘れない

よくある質問

台形の面積の公式は何ですか?

台形の面積=(上底+下底)×高さ÷2 です。たとえば上底3cm・下底7cm・高さ4cmの台形なら (3+7)×4÷2=20 で20cm²になります。先にかっこの中(上底+下底)を計算するのがポイントです。

なぜ台形の面積は(上底+下底)×高さ÷2なのですか?

同じ台形をもう1つ用意して、さかさまにしてくっつけると、底辺が(上底+下底)で高さが同じ平行四辺形になるからです。平行四辺形の面積は底辺×高さなので、(上底+下底)×高さ。台形1つはその半分なので÷2します。

台形の上底と下底はどこですか?

平行になっている2つの辺が上底と下底です。上にある方を上底、下にある方を下底とよびますが、図の向きが変わっても「平行な2辺の組」であることは変わりません。ななめの辺(平行でない辺)は上底・下底ではなく、面積の計算にも使いません。

台形の面積の計算でよくあるまちがいは何ですか?

3つあります。①かっこを忘れて 上底+下底×高さ÷2 の順で計算してしまう、②÷2を忘れる、③ななめの辺の長さを高さとして使ってしまう、です。「先に(上底+下底)をたす → 高さをかける → 最後に÷2」の順番を声に出しながら計算すると防げます。

この単元でつまずいたとき、家庭でできること

  1. 三角形の面積(底辺×高さ÷2)に戻る
    つまずきの原因は、たいてい1つ前の単元にあります。まずそこを確かめてください。
  2. 説明役を、外部にまかせる
    教える側が説明しきれないときは、無料体験のある外部のサービスで様子を見る方法もあります。
#面積#台形#上底と下底#小5算数