台形の面積((上底+下底)×高さ÷2)|かっこと÷2の意味がわかる
台形の面積は「(上底+下底)×高さ÷2」で求めます。小5算数のこの単元では、同じ台形を2つ組み合わせると底辺が(上底+下底)の平行四辺形になる図で公式の理由を理解し、かっこのつけ忘れ・÷2忘れ・上底と下底のかんちがいという3大ミスを防げるようになります。
台形の面積 =(上底 + 下底)× 高さ ÷ 2 で求めます。上底3cm・下底7cm・高さ4cmなら で20cm²です。同じ台形をさかさまにしてくっつけると、底辺が(上底+下底)の平行四辺形ができるので、台形はその半分=÷2。平行な2つの辺が上底と下底で、高さはそのあいだの垂直な長さです。
◎このページのゴール
台形の面積を「(上底+下底)×高さ÷2」で求められるようになり、公式の意味を図で説明できるようになる。
台形の面積は (上底+下底)×高さ÷2。公式は長く見えますが、正体は三角形と同じ「2つ合わせて平行四辺形 → 半分」です。図で見れば、かっこの意味も÷2の意味も一度でわかります。
どこでつまずいた?
あてはまるものをタップ。そこから読むと近道です。
公式:(上底+下底)×高さ÷2
→やり方
台形の面積 =(上底 + 下底)× 高さ ÷ 2
- 平行な2辺(上底と下底)を見つけて、先にたす
- そのあいだの垂直な長さ(高さ)をかける
- 最後に÷2
例:上底3cm・下底7cm・高さ4cm → → 20cm²。
✓理解チェック1
なぜこの公式?(2つ合わせると平行四辺形)
三角形のときと同じ作戦です。同じ台形をもう1つ用意して、さかさまにしてくっつけます。
できあがった平行四辺形をよく見ると——
- 底辺 = 下底+上底(2つの台形の底が一直線につながる)
- 高さ = もとの台形と同じ
平行四辺形の面積は「底辺×高さ」だから、(上底+下底)×高さ。台形1つはその半分なので、÷2。
かっこの中でたし算するのは、くっつけたとき底辺が「上底+下底」の長さになるからなんだ!
そう。公式の1文字1文字に、ちゃんと図の意味があるんだよ。丸暗記より「2つくっつけた図」を1回自分でかいてみるのが、いちばんの近道。
✓理解チェック2
上底・下底はどこ?——平行な2辺
台形は「向かい合う1組の辺が平行な四角形」でした(小4)。この平行な2辺が上底と下底です。
- 上にあるほうを上底、下にあるほうを下底とよぶ(向きが変わったら入れかわってもOK。たす順は関係なし)
- ななめの辺(平行でない辺)は使わない
- 高さは上底と下底のあいだを垂直に結んだ長さ
✓理解チェック3
✓理解チェック4
3大ミスに注意
✕よくある間違い
① かっこ忘れ: と書くと、かけ算が先に計算されて になってしまう。先に(上底+下底)。
② ÷2忘れ: で止めると、それは「くっつけた平行四辺形」=台形2つ分の面積。台形1つはその半分なので、 まで計算します。
③ ななめの辺を高さにする:高さは上底と下底のあいだの垂直な長さ。ななめの辺はどんなに目立っても使いません。
✓理解チェック5
✓理解チェック6
やってみよう(練習問題)
やってみよう①(基本:公式にあてはめる)
面積を求めましょう。
- 上底2cm・下底6cm・高さ5cmの台形
- 上底7cm・下底9cm・高さ6cmの台形
答えと解説を見る
- → 20cm²
- → 48cm²
やってみよう②(標準:使わない長さ入り・小数)
- 上底3cm・下底5cm・ななめの辺4cm・高さ6cmの台形の面積
- 上底2.5cm・下底5.5cm・高さ4cmの台形の面積
答えと解説を見る
- → 24cm²(ななめの辺4cmは使わない)
- → 16cm²(小数でも手順は同じ)
やってみよう③(応用:逆算)
- 面積が36cm²、上底5cm・下底7cmの台形の高さ
- 面積が20cm²、高さ4cm・上底3cmの台形の下底
答えと解説を見る
- 上底+下底=12。、高さ= → 6cm(確かめ: ◎)
- 、 が(上底+下底)。下底= → 7cm(確かめ: ◎)
家おうちの方へ
台形の公式は要素が3つあるぶん、機械的な暗記だと崩れやすい単元です。「かっこはくっつけた底辺」「÷2は半分に戻す」と、図とセットで唱えさせてください。計算順(たす→かける→わる)を声に出す音読も効きます。なお、三角形・平行四辺形・台形の公式は、中学入試や中1の等積変形で「どれも同じ考え方の仲間」として再登場します。ここで「変身の図」を理解しておくと、あとがずっと楽になります。
次はひし形の面積。今度は「対角線」を使う、ひと味ちがう公式です。
📌 1分まとめ(声に出して読もう)
- 台形の面積 = (上底+下底)× 高さ ÷ 2。
- 同じ台形を2つ合わせると、底辺(上底+下底)の平行四辺形になる。
- 上底と下底=平行な2つの辺。高さはそのあいだの垂直な長さ。
- 先に(上底+下底)を計算する。かっこを忘れない。
よくある質問
台形の面積の公式は何ですか?
台形の面積=(上底+下底)×高さ÷2 です。たとえば上底3cm・下底7cm・高さ4cmの台形なら (3+7)×4÷2=20 で20cm²になります。先にかっこの中(上底+下底)を計算するのがポイントです。
なぜ台形の面積は(上底+下底)×高さ÷2なのですか?
同じ台形をもう1つ用意して、さかさまにしてくっつけると、底辺が(上底+下底)で高さが同じ平行四辺形になるからです。平行四辺形の面積は底辺×高さなので、(上底+下底)×高さ。台形1つはその半分なので÷2します。
台形の上底と下底はどこですか?
平行になっている2つの辺が上底と下底です。上にある方を上底、下にある方を下底とよびますが、図の向きが変わっても「平行な2辺の組」であることは変わりません。ななめの辺(平行でない辺)は上底・下底ではなく、面積の計算にも使いません。
台形の面積の計算でよくあるまちがいは何ですか?
3つあります。①かっこを忘れて 上底+下底×高さ÷2 の順で計算してしまう、②÷2を忘れる、③ななめの辺の長さを高さとして使ってしまう、です。「先に(上底+下底)をたす → 高さをかける → 最後に÷2」の順番を声に出しながら計算すると防げます。
この単元でつまずいたとき、家庭でできること
- 三角形の面積(底辺×高さ÷2)に戻るつまずきの原因は、たいてい1つ前の単元にあります。まずそこを確かめてください。
- 説明役を、外部にまかせる教える側が説明しきれないときは、無料体験のある外部のサービスで様子を見る方法もあります。