二次方程式を平方根で解く
中3数学、x²=kや(x+m)²=kの形の二次方程式を、平方根を使って一気に解く方法を数直線の図でやさしく解説。2乗して同じ数になる正負2つの解に±をつけ忘れない理由、√の中をできるだけ簡単な形に整理するしかたまで、例題つきでしっかり身につきます。
の形なら 、 の形なら から と解けます。 なら 。 を忘れて解を つしか書かないのが最多の誤りです。 の中はできるだけ簡単にして()答えます。
◎このページのゴール
x²=k・(x+m)²=k の形の二次方程式を、平方根を使って解けるようになる。
の答えは? だけ……ではありません。 なので、。「2乗=数」の形は、平方根を使って一発で解けます。±を忘れないのがコツです。
どこでつまずいた?
あてはまるものをタップ。そこから読むと近道です。
x²=k の解き方
→やり方
両辺の平方根をとる。正と負の2つが解。
例:、
✓理解チェック1
なぜ ± がつくの?(数直線)
2乗して になる数は、 と の2つ。数直線で見ると、0から同じ距離に2つあります。だから解は 。
✕よくある間違い
の答えを だけにするのはまちがい。負のほう も解です。「2乗=数」を平方根で解くときは、必ず ±。
みたいにきれいにならないときは?
そのまま でOK。むしろ因数分解では解けないこういう形こそ、平方根の出番だよ。
✓理解チェック2
✓理解チェック3
(x+m)²=k の解き方
かっこの2乗=数 の形も同じ。かっこ全体の平方根をとります。
から 、 から 。±から2つの解が出ます。
✓理解チェック4
✓理解チェック5
√の中は簡単にする
解に√が出たら、できるだけ簡単な形にします。
✓コツ
「2乗=数」「(かっこ)2乗=数」の形を見たら平方根で一発。因数分解しにくい問題でも、この形に変形できれば解けます。じつはどんな二次方程式もこの形に変形できて、それをやり切ると解の公式そのものが出てきます(平方完成)。
✓理解チェック6
やってみよう(練習問題)
やってみよう①(基本:x²=k)
両辺の平方根をとって解きましょう。±を忘れずに。
答えと解説を見る
- (確かめ: ◎、 ◎)
- (確かめ: ◎、 ◎)
やってみよう②(標準:(x+m)²=k・√の整理)
かっこ全体の平方根をとる、√の中を簡単にする、の2つを練習しましょう。
答えと解説を見る
- → → (確かめ: ◎、 ◎)
- (確かめ: ◎、 ◎)
やってみよう③(応用:面積・落下の文章題)
身のまわりの場面を、平方根で解きましょう。長さや時間は0以上なので、答えは正のほうだけを選びます。
- 面積が の正方形の花だんがあります。1辺の長さを求めなさい。
- 高い所から物を落とすと、 秒後までに落ちる距離 (m)は、およそ で表せます。 落ちるのにかかる時間 秒を求めなさい。
答えと解説を見る
- 1辺を とおくと → 。長さは正なので (約7.07m)。(確かめ: ◎。負の長さはないので は除く)
- → → 。時間は正なので 秒。(確かめ: ◎。 は時間としてありえないので除く)
家おうちの方へ
ここでの最重要ポイントは「±を忘れない」こと。数直線で「0から同じ距離に2つ」を見せると、なぜ解が2つかが直感的にわかります。 は「かっこを1つのかたまり」と見て平方根をとる、と教えると混乱しません。
因数分解でも平方根でも解きにくい問題は、最後の切り札解の公式で必ず解けます。
📌 1分まとめ(声に出して読もう)
- ()→ (±を忘れない)。
- → → 。
- √の中はできるだけ簡単に()。
- 因数分解しにくい「2乗=数」の形に強い。
よくある質問
x²=k の形の二次方程式はどうやって解きますか?
両辺の平方根をとって、x=±√k と解きます(kは0以上)。たとえば x²=9 なら x=±3、x²=5 なら x=±√5 です。正と負の2つが解になるので、±を忘れないのがいちばんのポイントです。
なぜ x²=9 の解には±がつくの?
2乗して9になる数は、+3と−3の2つあるからです((−3)²=9)。数直線で見ると、0から同じ距離のところに2つの数が並んでいます。x=3だけを答えにするのはよくある間違いです。
(x+m)²=k の形はどうやって解きますか?
かっこ全体を1つのかたまりと見て、平方根をとります。たとえば (x+1)²=4 なら、x+1=±2 → x=−1±2 で、x=1 と x=−3 の2つが解です。解に√が出たら、√12=2√3 のようにできるだけ簡単な形に直します。
文章題では、±の2つの解を両方答えますか?
長さや時間を求める問題では、正のほうだけを答えます。たとえば面積50平方メートルの正方形の1辺は、x²=50 → x=±5√2 ですが、長さは0以上なので 5√2メートル(約7.07メートル)だけが答えです。負の解は場面に合わないので除きます。
この単元でつまずいたとき、家庭でできること
- 平方根(√・計算)に戻るつまずきの原因は、たいてい1つ前の単元にあります。まずそこを確かめてください。
- 印刷して、手を動かす読んでわかっても、手が動くとは限りません。無料のプリントを刷って、量をこなしてください。
- 説明役を、外部にまかせる教える側が説明しきれないときは、無料体験のある外部のサービスで様子を見る方法もあります。